露地栽培全体

2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
2016年 2017年
年  月 最低気温 最高気温 最低気温0度
以下の日数
最高気温30度
以上の日数
最低平均
気温
最高平均
気温
雨の日数 雨の連続
日数
降水量(月) 備考
2015年1月 -2.7 15.4 3.04 9.11 13 98
2015年2月 -0.7 15.1 3.36 10.08 13 59
2015年3月 -1.7 22.1 4.44 14.29 83.5
2015年4月 4.5 27.2 10.15 19.61 17 257.5
2015年5月 8.7 29.5 14.00 24.68 10 114.5
2015年6月 13.2 30.2 18.65 25.48 15 187
2015年7月 18.6 34.1 17 22.56 29.05 16 224.5
2015年8月 19.7 35.0 14 23.10 29.82 12 196
2015年9月 14.6 28.6 18.71 25.91 17 153
2015年10月 7.1 28 11.54 22.44 87
2015年11月 3.2 26.8 10.6 18.12 16 119.5
2015年12月 -1.7 17 5.22 13.02 14 103
累計・平均等 6.9 25.75 13 32 12・11 2013 154 3.83 1682.5


1月、2月ともに最低温度が高く、最高温度は平年並みで全体として暖かい冬となっています。
また、雨量は平年どおりといえます。
サボテンにとっては過ごし易い冬となっています。

3月・・・雨量は平年並み、気温は暖かく過ごし易い月となっています。

4月・・・最低、最高温度が高くまた、どちらの平均温度も過去最高でかなり暖かい月となっています。
雨の日も17日と多く雨量もかなり多い月でした。
ただ、暖かいので雨の影響が緩和されたと思っています。

5月・・・最低、最高温度は平年に比べ若干高め、雨量は年によりばらつきがあるが平年並みであった。

6月・・・温度は平年に比べ低く、雨の日は多いが雨量は少ない。雨量が少ないのは露地植えのサボテンにとってよい条件となっている。

7月・・・この月は年によって変化が激しく特に雨の日数、雨量の変化がある。
今年は雨の日数は多かったが雨量は少ない月となっています。曇りの日が多く日照時間はかなり少ないく梅雨明けの日焼が今年も発生しています。

8月・・・平均気温については昨年と変わりなく平年に比べ多少低い温度になっています。
雨の日数は平均より少なく雨量も少なくなっています。
8月15日に台風がきて台風の目に入りました。

9月・・・雨の日が多く、これに伴い気温も平年より低くなっています。
例年に多く見られる日焼が少なくなっています。雨の日が多く気温が低いことがよかったようで、直射日光の影響も急激にはならなかったようです。

10月・・・雨の日が4日と極端に少なく、雨量も87ミリと少ない月で特に雨量は10月1日に79ミリ降っており、その後1月はたった12ミリしか降っていません。
気温は平均的ですが、最低温度が平年より低くなっています。
しかし、体感的には平年より高いと感じており、なにかの間違いではと疑問を持ちます。
私はいまだに半そでで過ごしています。こんなことは初めてです。

11月・・・最低、最高気温ともに過去最高の高い気温になっています。最低、最高ともに3~4度ほど高くなっています。
平均でこの差となっているので驚きです。
雨の日も多く16日ですが、雨量としては平均的なものとなっています。
例年、11月末には冬支度をするのですが、まだ冬支度はしていません。

12月・・・先月に続き最高、最低ともに高い気温になっており、例年に比べ最低、最高ともに
「2度」以上高くなっています。
かなり異常な気温といえます。








昨年12月に冬支度をして鉄製の棚にビニールを掛け簡易フレームとしましたが、そのときに例年通風をはかる窓を両端に開けていたのを面倒なので省略しましたが、その結果多くのサボテンを日焼けさせてしまいました。
その後、水加減を厳しくして管理していますが、
思ったより被害が大きく相当数が消滅し、酷い傷を負っているものも随分とあります。
元に戻るのはかなりの期間がかかりそうです。
露地植えの物も生き残っているのは少なくなってきました。種子から育てた物を露地植えにしたいのですが、露地植えにするまでの大きさに育っているのは少なく、日焼け等で消滅させているのでなかなか難しい状態です。
一番の問題は栽培する場所がないことで、種類を絞らないと無理と思い始めました。
暫くはこのまま栽培を続けますが、どうするか悩んでいます。

今年の3月は過ごし易い月となっており、そのためか開花しているサボテンが数種類あります。
また、寒さの被害も少なく、消滅したのは「華雲」の実生苗、「竜神木」、「王冠竜」の実生苗、「巻雲」の実生苗等10種類くらいでした。
「竜神木」は2個鉢植えで戸外に放置していましたが、1個は生き残っています。「王冠竜」、「巻雲」の同様で生き残っているものがあります。
「華雲」は全滅でした。

4月に入り植替えの準備をし20日にはほぼ植替えを終了しました。今年は半分くらい植替えとなりました。
また、
毎年のことですが、雨の朝等に「ナメクジ」退治をしています。
4月に子供が出てきますので、米粒くらいの小さなものも退治しています。
雨の日が多かったのでナメクジ退治の日も多くかなりの数(約3000匹)を退治しました。
そのせいか4月の末には雨の朝も退治する数がかなり減っていると感じています。
下旬には今年の実生を開始しました。
今年は自家製の種子ばかりです。
消滅した物の種子もありますので発芽を期待しています。
4月に実生下のは、親が消滅したイスラヤ属の「グランディルローラ」、「ブレビシリンドリカ」と「錦丸」、「アザラシ」、「白麗丸」、「紅洋丸」、「日の出丸」、「紅小町」、「王冠竜」、「黄掌丸」、「宝山」、「るり鳥」、「錦繍玉」、「雪晃」、「ランポー玉」、と「紅鷹」と「大統領」の交配種等を播種しています。
5月末でまだ発芽していないものが「アザラシ」、「白麗丸」、「紅小町」、「錦繍玉」、等数種類で1個しか発芽していないものが「ブランディルフローラ」、「ブレビシリンドリカ」です。

6月末においても実生の状況は変化がありません。この時期までに発芽しないのは発芽なしになると思われます。
今月は雨の日が多いのでほとんどの種は水をかけていません。
ギムノの一部の種、多肉については普段どおり、1週間に一回程度の水掛をしています。


7月5日に気がついたのですが、
多肉の「乱れ雪」が開花しそうです。

8月15日の台風で瞬間最大風速【29.8M」を】記録し多数(30鉢以上)の鉢が倒れたり転げたりしました。
また、スッキリと晴れた日が少なく7月から日照不足になっています。
この影響で綺麗に晴れたときに日焼を起こしたものが多数あります。
日焼の被害は私の栽培技術、栽培環境では防ぐことが困難で毎年多数消滅させています。
それに加えて今年は雨、曇りが多く鉢の中が多湿となっている状態が長く続いて根腐れも例年になく多く発生しています。
これは実生から育てているサボテンが大きくなったことも関係していると思われます。
大部分のサボテンは大きくなれば多湿に弱くなりますので実生から10年近くたって大きくなり多湿に弱くなったのと長雨等で多湿の状態が長く続いたため根腐れが多数発生したと思われます。
「乱れ雪」が開花しました。

9月に入り、一部のサボテンの植替えを実施しました。
また、日焼を起こしていた原産地球の「コルムナ・アルバ」(小さい方)が、日焼部分から腐敗して消滅しました。
栽培場を確保するためと、露地に置いているものを少なくするため鉄製の棚を購入しました。
これでほとんどの苗が鉄製の棚に収まるようになりました。
露地栽培を始めて9年になりますが、さすがに限界を感じています。
当初から予測はしていたのですが、とにかく時間が足りません。せめて30代のころに露地栽培を開始していれば少しはなにか見つけることが出来たのではと思いますが、あと何年生きるのか20年生きても大した記録も残せそうにありません。
また、いろんな実験をしたいのですが、栽培場、経済的、体力、時間等の問題で実施できていません。

10月に入り、雨が極端に少なく気温も高めと感じています。
実生苗が大きくなり今の栽培場では狭くなったので鉄製の棚を購入して置く場所を確保するとともに冬季には簡易フレームにして管理することにしました。
これで雨が当たらなくて陽は良く当たる場所が増えてサボテンにとっての環境がよくなりますといっても少し広がるだけですので大きな期待は出来ません。
また、これに伴って遮光された場所も出来たので「ギムノ」等直射日光を好まない種(多肉)を置く場所が増えました。
刺物等の刺の色や上手く作れなかった種も少しは改善されると思っています。
しかし、大きな温室がほしいです。

大型の虫(バッタ等)により、数種類被害を受けています。
ネオポルテリア属の「玉姫」はバッタにより、子を3個も齧られ親も少し齧られています。
また、フェロカクタス属の「王冠竜」も生長点付近をバッタに齧られています。
その他、カメムシ、コウロギ、と知らない虫が数種類います。
なお、一番被害を出している「ナメクジ」は雨が降るたびに退治しているので「ナメクジ」による被害は大変少なくなっています。

11月、12月ともに温度が高く異常に暖かい日が続いています。
そのせいか、多肉の
「錦蝶」(露地植え)が、初めて開花しました。
露地植えにして8年目ですが、毎年大きくなった苗は寒さで消滅し、生き残った小さな子が育って開花したものですから1年で開花ということになると思います。


































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