露地栽培全体

当地域の気象データ


趣味家の行先

 サボテン用語は初心者には意味が判らないものが多数あります。私もその一人ですが私がサボテン栽培を始めて意味が判らなかった言葉や現在も判らない言葉が沢山ありますのでサボテン誌、インターネット等で調べて概ね説明が出来ると思うものを用語集として掲載しました。
 私のサイトはサボテン初心者の人が見ることが多いと思っていますので少しでも役に立てればと思い用語集の項目を作成しました。
 なお、サボテン用語は難しくラテン語が起源といわれていますので英和辞典で調べても適当な項目がなかったりして十分な理解が出来ていません。
 説明の項目は私がこのように理解したということですから正しいとはかぎりませんので間違い等はご容赦ください。
また、誤りがあればメールでご指摘いただけると有難いです。

*植物の学名はすべてラテン語が使用されているとの事です。理由はラテン語は古代ローマ帝国の標準語で今はどの国も使用していないためこれ以上言葉が変化しないためとのことです。

  サボテン用語                  説           明
アレオーレ(刺座) サボテンは必ず「刺座」と呼ばれるものがあり、そこから刺が発生します。
多肉植物は刺座と呼ばれる物はありません。
イモ物 多肉植物で根が塊根になっており、その根を鑑賞する物
コーデックス(Caudex)と同様である(塊茎、塊根を鑑賞する物)
維管束 植物の茎の中にあり、縦に延びているパイプの束でそれを通じて水分や栄養を送っています。
維管束のある場所はそれぞれの植物によって違い木々は表面の樹皮の中に維管束はあり、中心の硬い部分は自分を支えるものです。
サボテンは中心に「維管束」があり、団扇サボテンは表皮のすぐ横にぐるりとありこの維管束から根を出し水分、栄養を吸収し成長します。
サボテンの維管束は切断した面を見ればすぐに判ります。
接木はこの維管束どうしを重ね合わせないと水分、栄養が穂木に行かないので穂木の成長はしません。
ウニ エキノプシス属の俗称
エビ エキノケレウス属の俗称
園芸品種(cv = cultivar = culitvated varietyの略称) サボテンの園芸品種という解釈が難しいのですが、「人為的に作出された優れた物で「ICPS」に登録され認可された物です。」と記載されています。
園芸品種はどうして決まっているのか調べてみると「ICPS International Carniborous Plant Society」という国際的な団体があり、その団体メンバーに登録された人の中から選ばれた委員がメンバーから新規園芸品種として登録依頼があったものを認定したものです。
委員は現在、米国、カナダ、ドイツにおり、メンバーは世界中にいるとの事です。
メンバー登録は「ICPS」のホームページから誰でもできるそうです。
園芸品種の登録は委員によって厳選に審査(審査内容は不明)されて決められていると思いますがどうも釈然としません。
どんな作出工程であっても優れた物と認定されれば登録となるのか、また、どんなに優れた物を作出しても「ICPS」メンバー登録しなければ認定されないということになります。
バラや農作物の園芸品種は上記の団体とは関係なく日本の農林水産省で決められているようです。
結論、充分には理解できませんでした。
サボテン業者さんのカタログに「自根」「実生」「接木」等の表示があるが「降」というのは接木物で接木の台を取り除いて「自根」にしたり、接木台を短くして土の中に埋めて表からは判らないようにした物をいいますが、現在は接木台を少し残して土の中に埋めたものが多いようです。
接木を残した物は接木台の種類により古くなると接木台が接穂の自根みたいになる物もあるが、大半は接木台が腐敗するので注意をしなければなりません。
接木台を残している物は「台付」と表示されている場合もある。
カキ子 サボテンは親球になると子を着ける物がある。また、貴重種等で自然に育てたのでは子を出さない種があるが、胴切りや芯止めして強制的に子を出させる場合がある。
そのような子を親から取り外し育てている物を意味します。
花座(セファリュウム) メロカクタス属、ディスコカクタス属に発生する物で、ある程度大きくなると開花するがその場合に花座(セファリュウム)というものを発生させ、そこから花を開花させます。
メロカクタス属は以後、本体は大きくならずに花座が成長してゆきます。
メロカクタス属の花座はピンク色の細かい刺のようなもので覆われ、花座をつけると観賞価値が高くなります。
また、ディスコカクタス属はメロカクタスとは少し違っていて小さくて目立ちませんので花座により観賞価値は高くはならないようです。
気根 多肉植物によく見られる物で、土の中の根ではなく、茎等から空中に出す根のこと
ギムノ ギムノカリキュウム属の俗称
キメラ 動物、植物ともに発生するものであるが、サボテンでは接木により発生する。
例えば、三角柱に兜を接木した場合に三角柱と兜の細胞を持った植物が出来る場合がありこれを「キメラ」と呼ぶ、カタログ等でもこのキメラとなったサボテンが販売されているが、ただ、異なった遺伝子の細胞が合体したというだけで、まともな姿をしていなく、観賞価値も高いわけではなく、サボテンとしても違和感があり収集の対象とは今は考えていません。
ただ、これを動物で考えると大変怖いものがあると思います。
強健種 日本での栽培が容易な物
原産地球 その地域に自然に生育しているものを掘り出したものです。
業者のカタログ等で「輸入球」と表示があるのはほとんどが「原産地球」ではなく、海外(原産地等)で実生生育された物をいいます。
原種 野生のままの原産地球やその種子から繁殖した物で変種や改良された物、交雑していない物を言う。
原種という概念を説明することが難しく、いろんな点で曖昧に解釈されて使用されています。
例えばサボテンで「太平丸」は産地(自然に自生している場所)が広範囲に渡っているため産地により姿形に違いがありますが同一種類と言われています。
太平丸の種類として「太平丸」「花王丸」「小平丸」「翠平丸」「尖紅丸」「二コリー」等数種類ありますがどれが本当の原種なのかわかるのでしょうか?
同一種類とのことからいえば全てが原種ということになりますが無理があり、どれかの変種又は別種とした方が理解できます。
た、太平丸については同一種類と言われているのにそれぞれに変種名や品種名が付けられているのはどうしてか訳が判りません。
高地性 標高の高い場所に生育している種で、栽培の難しい物が多く、一部の種は高山植物として考えることができます。
コーデックス(Caudex) イモ物のこと(多肉植物で根が塊根になっており、その根を鑑賞する物)
交配種 例 兜 × ランポー玉=兜の交配種となるが、交配する種類は何でも兜の交配種?となるのでよく判らない種が出来て混乱をする恐れがあります。
野菜等は一代交配種(F1と表記))だけを販売していますがサボテンは変わったものを作ると言うことに重点がおかれているため2代、3代交配や戻り交配と繰り返して元々の種が判らない状態になっています。
交配種は自分だけが楽しむということにして市場に持ち込むのは避けたほうが良いと思っていますが無理でしょうというよりサボテン業者が積極的に行っているので原種の保護に危機感を持っています。
作落ち 成長が悪くなり球体の径や刺が小さくなること、特に輸入球を日本で栽培する場合には刺の退化が激しくなる傾向がある。
刺座(アレオーレ) サボテンは必ず「刺座」と呼ばれるものがあり、そこから刺が発生します。
多肉植物は刺座と呼ばれる物はありません。
自根 その植物自体の根(正木)
接木では台木が根を出して接穂に養分を送っており、接穂自体の根はありません。
シノニム(Synonym) 現在の種が新しい種に分類しなおされた場合などに使用する異名を指す。(英訳は「別名、またの名、同義語」の意味)とあるが意味が判らない

または、同一種に2つ以上の名前が付いていること(別々の人が同一種に名前を付け命名された場合で後の研究等により同一種であることが判明した場合に起こる。正式の学名は最初に登録されたものが採用される。)こちらは意味はよく判ります。
なお、ホモニム「Homonym」という「異物同名」(新種を記載する場合、別物を同じ名前を使用し命名された物)もあります。
シリンジ 注射器の筒のことを言うが、サボテン栽培の中でも最近よく使用されている言葉のようです。
どうも「霧吹き」や「葉水」のようで「散水」も含んでいるようです。キチンとした日本語がありながら外来語をなぜ使用するのかわかりません。
こんな言葉も知っているよと自分の知識を見せたいのでしょうが、知識のある人は初心者のことを考えてわかり易く説明するのが本当の知識人だと思います。
外来語を使用するとどうしても曖昧な解釈が多くなりひいてはいろんな混乱を起こすことになります。
サボテン趣味家?の偏屈(自分も含め)ぶりが見えます。
正木 その植物本来の根で生育したもの。(自根)
芯止め サボテンの多くが大きくなると、子を出しますが子を出さない種があります。
サボテンを増やしたいとき子を出す物はその子を親から外して発根させ育てますが子を出さない物は強制的に子を出させるため、「芯止め」という作業をして強制的に子を出させる事です。
サボテンの一番上に成長点がありますが、その成長点をエグッテ取り除くことで本体の成長は止まりますが、その後、横の刺座から子を出しますので少し大きくなったところで親から外して発根させ育てることを言います。
似た物に「胴切り」というのがあります。
髄降ろし 接木したサボテンの台木の維管束を1センチ程度残してその維管束から発根させるもの。
台木の肉の部分は削りとり、硬い維管束だけにして発根させます。
私は経験がないのでこの後どのような栽培方法をとるのか判りません。
難物サボテン等はこれにより多少丈夫になるのでしょうか、今後経験をしてその結果を記述したいと思います。
石化 サボテンは生長点は一つで、大きくなると子を出す物もありますが親、子とも成長点は一つです。
しかし、突然変異で生長点が不規則に幾つも出る物を石化といいます。
これに似たもので「マミラリア属」は分頭して増えて行く物がありますが見れば区別はつきます。
セファリュウム(花座) メロカクタス属、ディスコカクタス属に発生する物で、ある程度大きくなると開花するがその場合に花座(セファリュウム)というものを発生させ、そこから花を開花させます。
以後、本体は大きくならずに花座が成長してゆきます。
メロカクタス属の花座はピンク色の細かい刺のようなもので覆われ、花座をつけると観賞価値が高くなります。
また、ディスコカクタス属はメロカクタスとは少し違っていて小さくて目立ちませんので花座により観賞価値は高くはならないようです。
接木 種類の違うサボテン同士を切断し接着(維管束を重ね合わせます。)すること
実生して日が極浅い(発芽後、1週間から1ヶ月程)物を接木する場合「実生接ぎ」と呼びます。
この場合、概ね「三角柱」が台木で使用されています。
三角柱の極先端と穂木の下部を切断し三角柱に乗せるだけで糸等は掛けませんが、糸をかけたり押さえることができればその方が成功率は高くなります。
属名 サボテンを区別するもので、他の植物と同様です。
台木 接木するための下に使うサボテンで性質が丈夫なことと成長が早い物が選ばれて、本来弱い種類や成長の遅い物等を安全に育てたり、早く大きくしたりしています。
台木として「三角柱、竜神木、袖ヶ浦、短毛丸、大稜柱、杢キリン等が主に使用されています。」
私のお勧めは実生で育てた「鬼面角」で寒暑乾湿に強く失敗が少なく成長も早いようです。
台付 接木物で台木を短く切断して土中に植え込んでいる物。参照(写真)
台木は硬くなり穂木の根の状態になっている物もある。
タコ物 多肉植物の球体から短い枝等が複数出てタコの足のようになっている物
種名 その植物の名前
駄物 販売価格の安くて栽培の容易なものを指しますが安価な物でも観賞価値が高い物が沢山あります。
サボテン業者さんは生活がかかっているので採算の合わない安い物はあまり販売できないと思いますが、趣味家は安くて栽培容易で観賞価値が高いものがうれしく、安価であれば子供でも購入できるのでサボテン趣味家が増えると思います。
接ぎ降ろし(つぎおろし) 接木したままだと、台木が支えきれなくなったり、寿命が短くなるので、台木を取り除き本来の苗から発根させ、実生からそのまま育てたようにする物
今は台木を少し残し土中に隠くしている物も含んでいてその数が増えています。「台付」や「下駄履き」と表示されていることもあります。
綴化(せっか又はてっか) 成長点が横に広がり、扇形に育つ物、・・・綴化又は、・・・冠と呼ばれます。
胴切り サボテンの多くが大きくなると、子を出しますが子を出さない種があります。
サボテンを増やしたいとき子を出す物はその子を親から外して発根させ育てますが子を出さない物は強制的に子を出させるため、胴切りといってある程度大きくなった物を胴体の真ん中から切断します。
すると切断した上の方から子をだしてきますのでそれを外して育てる物です。
切断した上部の方は傷口を乾燥させて発根させればまた育ちます。
似たものに「芯止め」と言うのもあります。
内地球 日本で実生した物
夏型 日本で夏に成長する物
難物 栽培の難しいもの
南米産 南米に産するサボテン「ギムノカリキュウム属、ノトカクタス属、コピアポア属、ホリドカクタス属、イスラヤ属、メロカクタス属、ネオポルテリア属、フライレア属、パロジア属、マツカナ属等」
ネマトーダ(ネコブセンチュウ) 根に寄生する害虫(線虫)で、白く大きさは一ミリくらい、目での確認は困難との事です。
寄生すると根に瘤ができ、栄養を吸い取るので本体は次第に体力をなくして枯れてしまいます。
根頭がんしゅ病(写真)? ネマトーダの被害によく似ていますが、根が異常に大きくなることで区別がつきます。
駆除方法は51度以上の熱湯をかけるくらいしかなく、土中で数年生きているそうですから病気が発生したら、植物と周りの土を破棄しますが、貴重品等でどうしても残したい物の場合根腐れ病と同様に根を切断して管理しますが再発し易いようです。
ノト ノトカクタス属の俗称
バイラス 「Virus」ラテン語らしい、「ウイルス」のことでサボテンがウイルスに侵されるといろんな症状が現れます。
肌が淡い黄色で一見すると斑が入ったような感じだったり、日焼けの軽いものに見えたりします。
バイラスはいろんな原因でかかりますが、接木やかき子を外したとき、植替えの時に傷口から感染したり、虫等が原因の場合もあります。
バイラスに感染すると、必ず枯れ死するわけではないようですが、症状の軽いものは一見すると斑が入ったような感じだったり、日焼けの軽いものに見えたりします。
また、枯れ死や成長阻害、球体の歪み、肌色の変異等が起こるようです。
柱サボテン トリコケレウス属、オレオケレウス属、エスポストア属、ピロケレウス属等
フィールドナンバー 同じ種類でも産地が異なると姿、形が違っています。
また、同じ種類でも産地の異なる物を交配する場合、本当の意味での原種同士の交配とはならないので、産地をキチンと示すことが必要となります。
また、太平丸のように産地によりかなり姿、形が違っているものがありますが、その中間的な姿、形の物も沢山あり、見た目ではどの産地の物が判断できない物でも「フィールドナンバー」がついていればどの産地の物か区別できます。
これを示すのが「フィールドナンバー」ですが詳しくは判りません。
フェルト 直接の意味は「羊毛などを圧縮して作成した物」
羊毛を微細にした毛のような物の意味と思うが、日本語で「綿毛」のようなとした方が判りやすい?
一般には「フェルト生地」として馴染みがある。
普及種 安価で手に入り安い物
斑物 本来の肌色に黄色や赤色等の色素の欠落した部分ができた物
斑物を作るため交配する場合、斑が入っているところに咲いた花に結実させることが重要です。
ここに出来た種子は実生するとかなりの確立で斑物ができる可能性があります。
冬型 日本で冬に成長する物
分類名 種名の後に付けられる「亜種、変種、品種」を言う
Var = Varietas 変種の意味
他に[variant] [variety][varietal]と記載されていてどれが正式なものか判らない。
変種(var) 突然変異のこと、純粋な原種同士の交配から種子をとり実生した物で、原種とは明らかに違った姿(形、花、刺等)に育った物を言うがどうして認定されているのか判らない。
芒刺 葉団扇サボテン類、オプンチア属等の特徴として非常に微細な刺を多数発生させるがこれを「芒刺」といい、この刺には逆刺が付いており、釣り針と同様に刺さると取れ難いので注意が必要である。
また、本来の大きな刺にも逆刺が付いている。
穂木 接木する穂の部分 例 竜神木(台木)の先端を切り、その上に兜(穂木)等の下部を切り落とし竜神木に載せて接着し育てること、台木の上に乗せる苗のこと。
北米産 北米に産するサボテン「牡丹類、有星類、エキノカクタス属、テロカクタス属、コリファンタ属、ロホホラ属、ツルビニカルプス属、スクレロカクタス属、エピテランタ属、フェロカクタス属、マミラリア属等」
正木 実生からそのまま自根で育てている物
実生 サボテンを種から育てること
サボテンは種が成熟したらすぐに撒くと発芽率が高く2〜3年経過すると発芽率は極端に低くなります。
一部の種「太平丸」や「大竜冠」等は翌年に播種した方が発芽率が高いとの記述もあります。
実生接ぎ 実生をして発芽後、1週間から半年(発芽してから1ヶ月程ということも記載されているが私的にはこのくらいと思っています)程の苗を接木することを言います。
接木台は維管束を重ねることができるならどんな種類でも台木にできるが一般的には「三角柱」が多く使用されており、他に「袖ヶ浦」、「花盛丸」、「短毛丸」、「竜神木」、「三陵柱」があり最近は「キリンウチワ」がかなり利用されているようです。
私は使用したことがないのですが、「キリンウチワ」は切断面が小さいこと成功率が高いこと生長が早いこと、さらに接ぎ降ろしをする際に自然と自根になると記載されていますので一度は試してよいと思います。
綿毛(フェルト) 刺座にできる細かい綿のような物
有星類 アストロフィツム属の俗称
輸入球 原産地球、及び原産地等で実生して育てた物ですが、カタログで輸入球とあるのはほとんどが「原産地球」ではなく「原産地実生球」のようです。
サボテンの嶺、ひだひだ、疣のこと、少ない物は「三角ランポー玉の3稜から多い物は「「エキノフォスロカクタス属」の100を越す物まであります。」
ロビ ロビビア属の俗称
ワシントン条約 絶滅が危惧される野生動植物の国際的な取引を規制する条約で、T、U、Vとわかれている。
T、国際取引は全面的に禁止で、学術的目的では取引可能
U、輸出国の輸出許可書(その取引が種の存続を脅かす物でなく、また、その個
   体が適法に捕獲、採取された物であることの証明)が必要
V、輸出国の輸出許可書、又は、原産地証明書が必要
 以上のような記載がありますが、サボテンは大半が条約Uに当るようです。
 なお、輸入植物は「検疫証明書」が必ず必要です。

ワシントン条約「CITES」(サイテス Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora )(「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」)は、野生動植物の国際取引の規制を輸出国と輸入国とが協力して実施することにより、採取・捕獲を抑制して絶滅のおそれのある野生動植物の保護をはかることを目的とする。
サボテンの属、種、分類名について サボテンの名前についてですが、インターネットのサボテン分類サイトやサボテン誌等に記載されているのは、まず、最初にその種属名→その種名→分類名(亜種、変種、品種)の順ということですが、誌やインターネットで種名を見てもよく理解が出来ません。
また、最後に個人名が付いていることもあります。
サボテンの分類、属、種名等はどうして決まっているのでしょうか。
日本のサボテン誌を発行している人、サボテン業者等は何を基本にサボテンの種名を付けて販売しているのでしょうか。
世界的にはどうなっているのでしょか。
サボテンという植物に対する世界的に権威のある研究機関があってそこでサボテンの分類や種名の決定等が行われているのであればいいのですがどうもそうとは思えません。
最近、南米西側のサボテンが粗方「エリオシケ属」に統一されたということですがかなりの違和感があります。
サボテンを取りまとめる世界的な機関がありそこで決定しているなら重複名が多数あるような混乱した事態は起こらないはずです。
個人的に研究した人がそれぞれ分類し発表しているだけなのでしょうか?
判らないことばかりです。
aff=affinis 種が確定していない時にとりあえず、ある種に類似していることの意味
cv.=cultivar=cultivated variety 園芸品種のことで、園芸品種名はラテン語ではなくどこの国の言語を使用しても良いとの事
日本では「var」(変種)と「cv」(園芸品種)と「hyb」(雑交配種)が混乱して使用されているようです。
hyb(hybrid) 交配・雑交種(英訳では雑種、混成)
nom.prov=nomen provisorium 地方固有種で将来、名前が変更される可能性を持っているもの
spec.nova 新種を意味する
spec=sp 新種で詳しくは判明していないが、その属に含まれる種であることを示す
ssp=subsp 亜種
var.=varietas [variant] [variety][varietal]と記載されているところもある。変種のことで栽培中に原種から発生した突然変異を意味する。
fma forma form 品種
× 雑種を意味します。
カタログに記載されている記号 それぞれのサボテン業者さんで決めており業者さんで違いがあります。
その業者さんのカタログに説明がしてあるようです。
Φ 子吹き、綴化物での総径を表す。
×袖 接木で台木は袖ヶ浦の交配種
苗のサイズで小苗
苗のサイズで中苗
苗のサイズで開花球
LL 苗のサイズで開花球大苗
(接) 接木してあること
(台) 接木物であるが、接木台を短くして地中に隠し判らないようにした物
カット 接木台等で長くなる物を途中で切り増殖した苗、たまに細菌に侵される場合がある。
inserted by FC2 system