スクレロカクタス属[Sclerocactus]
原産地 アリゾナ |
高地性サボテンで全サボテンの中でも最も栽培が難しい種属で球体は刺が美しく魅力あるものです。
花は大きく綺麗な物が多い。
一般には接木で販売されていますが本来の姿に程遠く面白くありません。
栽培・・・北アメリカ高山性植物で一種の高山植物である。日本での栽培は極めて難しく特に夏の高温多湿は致命的となるものです。
排水保水を良くした培養土で一年を通じて乾燥下環境で強光線にあて水は成長期(早春)以外は水やりはしないくらいの育て方をする。
また、肉質が柔らかいので虫による被害を受けやすく、接木苗も虫(なめくじ、マリ虫、カメムシ等)の被害を受けその傷跡から腐敗することが多々あるので注意が必要。
また、花柄を取り除くときは無理に取り除くとそこから腐敗するので注意すること。
この属を栽培して感じたことは根腐れで消滅させるより、虫等による球体の損傷から腐敗するのがほとんどでした。
これは接木苗で栽培されていることが多く、自根での栽培種を育てることが少なかったことも影響しています。
自根の苗だけを栽培した場合、根腐れによる腐敗が多いかもしれません。
どちらにしても長期間育てることは困難だと思います。
難物サボテンを育てている他サイト「Shabomaniac!」を参照して下さい。 |
▲◆★
白紅山(はっこうざん)[polyancistrus] |
球体★ 花◎ 刺★
原産地 アメリカ・ネバダ州、カリフォルニア州
総合評価 100段階中 75〜87
サボテンの中で最も美しいと昔の誌では記載されていますが、栽培も最も難しいとされています。カタログで接木苗が販売されていますが、原産地球とは趣が違うようです
昔カタログ等で見た原産地球は赤と真っ白の非常に長い刺が球体を見えない程覆って息を呑むばかりの美しい種であったと記憶しています。
径8cm程度で刺は10cm以上の長い刺で曲がりくねっており、白、紅が入り混じって密集し非常に美しい種との記載あり。花は紫紅色で春から夏咲き
現在、原産地球があるのかわかりませんが、ぜひ手にしたいものです。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが栽培は困難である。 |
▲◆★
白虹(しろにじ)[whippleri] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 アメリカ・アリゾナ州
総合評価 100段階中 60〜70
白紅山に似ていますが、刺が灰白色と中刺は黒赤の長い刺で上向きに出し美しいものですが、これも栽培が難しく接木で栽培されています。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが栽培は困難である。 |
▲◆★
黒虹山(こっこうざん)[spinosior] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 アメリカ・ユタ州
総合評価 100段階中 60〜70
白虹の変種で黒と白の刺を出しますが、原産地球を見たことがないので詳細は不明です。
日本で育てられている物は、中刺は鉤状の黒い刺で側刺は白い刺を球体に沿って出します。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが栽培は困難である。 |
▲◆★
黒虹山ブライネイ(こっこうざん)[spinosior ssp.blainei]
別名(シュレセリ schleseri) |
球体◎ 花◎ 刺◎
総合評価 100段階中 70〜80
少しくすんだ緑灰色の品のいい肌色と疣状の稜に白い側刺と茶黒でかぎ状の中刺を付ける。
中刺は曲がりくねって上に伸びる。花はピンクの小輪
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが栽培は困難である。 |
▲◆★
ハバスバイエンシス[parviflorus.ssp.havasupaiensis]
(彩虹山.V)(さいこうざん) |
球体◎ 花◎ 刺◎
総合評価 100段階中 65〜75
「彩虹山」の地方変種で白紅山によく似ています。
側刺は灰白色で中刺は赤茶の長い刺で上向きに出し美しいものですが、これも栽培が難しく接木で栽培されています。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが栽培は困難である。 |
▲◆★
ワトランディクス[watlandicus] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 65〜75
この種については情報がつかめず詳細は不明
肌色は濃い緑で多少くすんでいる。稜は三角形の疣状、刺は全体的には白で先端が少し黒アメ色をしている。
大きくなれば刺も発達して長くなると思われるがただの推測です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが栽培は困難である。 |
▲◆★
グラウクス[glaucus] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 アメリカ・コロラド州
総合評価 100段階中 60〜70
単幹で径8cm前後、肌色は灰緑色で肉質は柔らかく腐敗し易い、刺は黒灰色で2〜3cm、側刺は白で花はピンク。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが栽培は困難である。 |
▲◆★
天狼(てんろう)[sileri] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 アメリカ・アリゾナ州、ユタ州
総合評価 100段階中 65〜75
ウタヒア属
赤茶で白の側刺を蜜につけ球体を覆い径10cm程です。原産地球では刺は豪壮ですが、日本では繊細な感じに育っています。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが栽培は相当困難である。 |
▲◆★
月の童子(つきのどうじ)[papyracantha] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 アメリカ・ニューメキシコ州
総合評価 100段階中 50〜60
トウメア属 ペディオカクタス属
昔の誌によると非常に小型種でやや扁平した針状の茶色曲刺をつけ円筒状に育つとある。
最近の誌やカタログによっては刺が紙状で彎曲している物も掲載されている。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
ストロンボカクタス属[Strombocactus]
原産地 メキシコ |
小型種で径10cmまで、成長は遅く稜は疣状で螺旋して刺は数本出るが後に脱落、花は薄いベージュ色。
栽培・・・寒暑に強いが土の多湿を避ける。成長は遅いので排水保水の良い培養土を使用し豊富な光線をあてる。
種子が微細なため実生での栽培はかなり困難で手をかけて注意深く気長に育てる栽培が必要。 |
▲★
菊水(きくすい)[disciformis] |
球体◎ 花○
原産地 メキシコ・イダルゴ州
総合評価 100段階中 65〜70
肌色が緑白で疣を螺旋状につけ松笠のような感じとなっています。白い刺をつける。
花は薄い黄色。
生長が大変遅いので多少、高額で取引されているが、私的にはあまり魅力あるサボテンと思われないので現在の価格では購入する気にはなれない。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが、実生は種子が微細(種子が微細で知られている花籠よりも微細)なのでかなり難しい栽培となる。
また、生長が遅いのも栽培を難しくしている。 |
スルコレブチア属[Sulcorebutia]
原産地 ボリビア |
ロビビア、レブチア、エキノプシス属を混ぜたような属で種類は多数あり、主に花を観賞する属です。
栽培・・・ロビビア属とよく似ているが軟光線で育てるのがよいようだ。
冬は温室等で管理するのがよい。
軟光線がよいと記載したが直射日光に弱い方ではなく、遮光した柔らかい豊富な光線が良いということ。 |
○◎
橙珠丸 |
球体△ 花◎ 刺×
原産地 ボリビア
総合評価 100段階中
赤花で、弱く短い刺で濃い緑色の肌をしています。花は球体の半分より下から咲き、また子を吹き群生します。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○
宝珠丸(ほうじゅまる)[steinbachii] |
球体△ 花◎ 刺×
総合評価 100段階中
褐色で針状の刺をつけ肌はくすんだ黄緑で群生し花は赤です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
※★
紫環丸 |
球体△ 花◎ 刺×
総合評価 100段階中
不明
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
※★
赤珠丸 |
球体△ 花◎ 刺×
総合評価 100段階中
不明
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○
カルデシアーナ[cardenasiana] |
球体△ 花◎ 刺×
エキノプシス属
総合評価 100段階中 60〜70
豊麗丸に似る。花は黄色
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
セレウス属[Cereus]
原産地 南アメリカ |
寒暑に強く暖地では庭先等に大きく育っているのを見かける。
花は白で夜咲きである。
栽培が容易で接木台にも利用されています。
径15cm程で高さは4〜10メートルになります。
サボテン公園等では団扇サボテンと同様に主役的なもので必ずあるといえます。
栽培・・・寒暑に強く培養土も草花に使用するものでよい。 |
○★
神代(しんだい)[variabilis] |
球体△ 花○ 刺×
総合評価 100段階中
肌は黄緑で稜は6稜程度、短い黄褐色の刺で太い柱状に育ち白い花を咲かせる。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○◎★
ヤマカル柱[jamacaru] |
球体○ 花○ 刺×
総合評価 100段階中
青緑の肌に黄刺を出し、径太く育ち高さは10メートルを越す、花は白で夜咲き、接木台に利用される。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○◎
鬼面角(きめんかく)[pervianus] |
球体○ 花○ 刺×
原産地 アルゼンチン北部
総合評価 100段階中 50〜60
白粉を帯びた濃い緑の肌に黄褐色の細刺をつけ、5メートル以上の高さで横に広がり巨大となる。白い花を夏の夜に着けます。
寒暑に強く、一般家庭の庭に大きく育っているのをよくみかけ、ゴルフボールくらいの大きな実を着け実は食べれます。
種子は多数入っており、実生も楽であるから接木台にも利用されていますが詳しい記述がありません。
鬼面角の石化で「岩石獅子」があります。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが最低温度「−2度」くらいまでは被害が少ない。
しかし、大分県で見かけた大株「県指定の植物」に認定されている物は標高600メートルの場所にあり冬季はかなりの低温になっていると考えられる。
しかし、周りは風が当たらない場所であることと根が十分に張っていて、それが冬季の低温にも耐えていると思われる。 |
ソエレンシア属[Soehrensia]
原産地 アルゼンチン |
径太く育ち花の綺麗な属
花サボテンでは径が非常に大きくなる種でいくつかは揃えたいものですがカタログ等に記載されていることはなく入手困難である。
栽培・・・栽培の経験がないでの憶測での栽培方法です。
植物園やサボテン公園で見かけますが、栽培は難しくはないようです。
ギムノカリキュウム属程度の育て方で、豊富な光線で栽培するといいようです。 |
○◎★
湘陽丸(しょうようまる)[bruchii] |
球体◎ 花◎ 刺○
原産地 アルゼンチン北部
総合評価 100段階中 50〜65
径50cmと太い円筒状に育ち黄褐色の刺、深緑の肌、深紅で大輪の花をつける。
稜は浅く切れ込み刺は短くて少ない花は頂上付近に沢山蕾をつけるが一斉には開花しないようで2〜3輪咲いてはまた次が咲くという感じ
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
★
麗刺玉(れいしぎょく)[formosa] |
球体◎ 花◎ 刺◎
総合評価 100段階中 55〜65
長い赤刺と白刺が入り混じり美しいもので花は黄色の大輪
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
ソリシア属[Solisia]
原産地 メキシコ |
小型の属で特徴はぞうり型の疣を蜜につけ変わった姿をしていて人気があります。
ペレキフォラ属によく似ていて区別がつかないくらいです。
なぜ属が分かれているのか判りませんが、花が咲く場所が相違しているので分かれているかもしれません。
栽培・・・寒暑には強いが多湿を好まないので排水保水の良い培養土で通風をはかり豊富な光線で育てる。
小型種なので水加減に注意をする。 |
○★
白斜子(しろななこ)[pectinata] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ・ブエブラ州
総合評価 100段階中 65〜70
ツルビニカルプス属 マミラリア属
極小型種、細かい疣状の稜にくし状の白刺を密集し肌に張り付く、花は淡い桃色です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
◎
精巧殿(せいこうでん)[pseudopectinata] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 メキシコ・タマウリパス州
総合評価 100段階中 70〜80
ツルビニカルプス属
メキシコ、タマウリパス州原産
球形から短円筒状に育ち、ぞうり型の疣にくし状の白い刺を肌に張り付けます。
花は桃色です。
赤花の物もあります。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
ツルビニカルプス属[Turbinicarpus]
原産地 メキシコ |
非常に小型の種属で2〜3cmの球体から出る縮れた柔らかい刺が特徴で独特の風格があります。
自花受精するので安価で販売されていますが小さいながら観賞価値は高い種属です。
種子の寿命が短いので種を採取したらすぐに播種する方がよい。
花は残念ながらあまり観賞価値は高くないようです。
栽培・・・寒暑に強く栽培が容易である。サボテン誌等には成長が大変遅いと記述されているがこれは誤りです。
成長が遅いのではなく小型なので遅いと感じるのであって遅い訳ではありません。
実生から2〜3年で開花するということは3年程度で正球になるということです。
接木によって栽培されることが多く、接木した場合、異常に大きくなる種もあるようです。
小型種ですが実生は容易で【径1.5cm】、2年くらいで開花します。
多少遮光された場所での栽培の方が失敗が少ない。 |
○◎
牙城丸(がじょうまる)[macrochele] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 メキシコ・サンルイスポトシ州
総合評価 100段階中 60〜70
縮れた柔らかい紙状の刺が疣状の稜に出て触っても手には刺さりません。
肌は濃い緑で花は白です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○
蕪城丸(ぶじょうまる)[krainzianus] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 メキシコ・ケレタロ州
総合評価 100段階中 55〜65
暗緑色の肌と疣状の稜に白い細い刺をつけ子吹群生し、花は薄いピンクで白に近いものです。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○◎
烏城丸(うじょうまる)[schwarzii] |
球体◎ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 60〜70
灰緑色の肌で灰白の短い刺を疣状の稜から一本曲がって出します。花は薄い黄色
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○◎
昇竜丸(しょうりゅうまる)[schmiedickeanus] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ、タマウリパス州
総合評価 100段階中 70〜80
根が蕪状になり、刺は太く黒褐色でねじれて上向きにつけます。
この属の有品で観賞価値が高いものです。花は白に薄いピンクの中筋
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○
長城丸(ちょうじょうまる)[pseudomacrochele] |
球体◎ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 55〜65
鳥城丸に似ていますが疣が角ばっています。「蕪城丸」「鳥城丸」に似ていますが全体では角ばっています。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
アロンソイ[alonsoi] |
球体◎ 花◎ 刺○
原産地 メキシコ、グアナファト州
総合評価 100段階中 55〜70
くすんだ灰白緑の肌に太い灰褐色の刺を上向きにだし径3cm程、疣は高く牡丹類の感じで花はピンクです。
販売されている物は径10cmを超える物もあります。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
◎
こう麗丸(こうれいまる)[lophophoroides] |
球体○ 花○ 刺△
原産地 メキシコ、サンルイスポトシ州
総合評価 100段階中 55〜65
亀甲状の疣で肌は白緑、刺は灰白褐色で極短く小さい「アレオーレ」には綿毛を付け、花は大輪の薄い紅色で美しい。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○◎
ジャウエルニギィ[lophophoroides.var.jauernigi] |
球体○ 花○ 刺△
総合評価 100段階中 60〜70
上記の変種で「ハエルギィ」、「ハエルニギー」、「ジャウエルギィ」等と読み名が統一されていない、ラテン語はローマ字読みがなされているのでここでは「ジャウエルニギィ」としている。
球体は疣が大きく刺が少ない、肌は白緑、刺は灰白褐色で極短く1〜2本程度で小さい「アレオーレ」には綿毛を多く着ける。
花は薄いピンクの小輪。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い
|
○◎
烏丸(からすまる)[schmiedickeanus var.schwarzii] |
球体◎ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 60〜70
「鳥城丸」の変種、灰緑色の肌で灰白の短い刺を疣状の稜から1〜数本曲がって出し「ロホホラ属の「烏羽玉」に刺をつけた姿で群生し花は薄い黄色
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
ディスコカクタス属[Discocactus] |
メロカクタス属のように「花座(セファリウム)」をつけます。
この種は比較的新しく日本に入ってきたもので昔の誌には記述はありませんが球体と刺、肌色とのバランスがよく人気があるようです。
昔は高額で取引されていましたが、最近はかなり安価で購入できる物もあります。
自花受精するのでそれが影響していると思われます。
栽培・・・栽培事態は難しくなくメロカクタス属と同様な感じでよく寒さだけ注意すれば元気よく育つようだ |
▲★
インカの王冠[heptacanthus"boliviensis"] |
球体◎ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 70〜80
ヘプタカンサスの園芸品種
濃い深緑の肌と分厚い稜に白い刺を数少なくつけ刺座と刺座の間が長く頂上は扁平で王冠を思わせるものです。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
※▲★
セファロアキクロッサス[heptacanthus"cephaliaciculosus"] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 ブラジル・ゴイアス州
総合評価 100段階中 70〜80
「ヘプタカンサス」の園芸品種のようで、品種名の読み方が業者によって違っています。
日本カクタス社の「原色サボテン事典」では「ケファリアシクロサス」となっているがこの読み方の方がローマ字読みに近くこの読み方があっていると思います。
くすんだ緑色の肌で扁平に育ち、黒い刺が少し歪んででる。
花は白で芳香があり夜咲き、かなり強い芳香がある。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
▲★
円盤玉(えんばんぎょく)[hartmannii] |
球体◎ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 65〜75
稜が疣状でごつごつとした姿で、短く小さい白刺をつけ艶のある緑色の肌をしています
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
▲◎
ホルステー[horstii] |
球体◎ 花◎ 刺○
原産地 ブラジル・マトグロッソ州
総合評価 100段階中 75〜85
小形種で稜は薄く切れ込んで刺座には綿毛があり刺座と刺座の間は短く、小さい白い刺を少しつけ花は夜咲きで色は白、芳香があります。
自花受精します。
現在の人気種ですが、この種のなかでは取り立てて観賞価値が高いものではない。
以前はかなり安価で販売されていたが、最近はかなり高額で販売されている。
高額で販売されているので、人間の心理としていい物と感じ需要が多くなっている気がする。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
※▲★
インシグニス[insignis] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 ブラジル・ミナスジェライス州
総合評価 100段階中
メロカクタス属の巻雲に似ていますが刺が灰褐色で肌色は黒灰緑です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
※▲★
ラチスピナス[placentiformis latispinus] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 ブラジル・ミナスジェライス州
総合評価 100段階中 70〜80
太い灰褐色の刺をT字状に出し肌は黒灰緑、稜は分厚く10稜程、花は白
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
※▲★
プギオナカンタス[placentiformis pugionacanthus] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中
肌はくすんだ緑で太いあめ色の強刺をつける豪壮なもの、稜は15程で分厚いが稜と稜の間は幾分狭い
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
※▲★
マミロッサス[hartmannii mamillosus] |
球体◎ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 70〜80
くすんだ黄緑色の肌に大きめの疣状の稜で扁平に育ち、黄色の短い刺を数本出す。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
テロカクタス属[Thelocactus]
原産地 メキシコ |
個性的な種が多く上級者好みで肌の渋い物、刺に魅力がある物とに分かれるがすべての種について観賞価値が高いもの
栽培・・・寒暑に強いが多少高温多湿に弱い、排水保水の良い培養土で豊富な光線をあてる特に刺の強い種は多少強光線で栽培をするが強光線ではイジケルことが多々ある。 |
○◎
天晃(てんこう)[hexaedrophorus] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ・タマウリパス州等
総合評価 100段階中 70〜80
ふっくらとした大きな疣に先端が白の赤刺で全体では赤刺と見える太い刺を出し肌はくすんだ緑で花は白
変種に鬼面丸(天晃大型変種、疣がさらにふっくらとしていて肌もくすんだ緑で渋く魅力的)、優形種で緋冠竜(天晃の刺の特に長く強大なもので人気種)、渋い姿の武者影がある。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○★
武者影(むしゃかげ)[hexaedrophors lloydii] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 70〜80
渋い種で肌は白粉を帯びた灰緑で疣は大きくその疣に赤い針状で1cm程度の刺をつけます。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
◎
緋冠竜(ひかんりゅう)[hexaedrophorus v.fossulatus] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 75〜85
上記の優形種で特に刺の強大なものですが最近は原種の「天晃」の名前が無い状態で「天晃」を含め選別種の名前である「緋冠竜」の名前で販売されているようです。
天晃及び緋冠竜は実生した物では肌色が太平丸に似ていて太平丸より味わいがある感じがします。
花は花径5cmで白に近い薄いピンクです。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが他の種に比べるとかなり丈夫である。
刺をだすためには強光線での栽培が必要だが日焼けを起こし易い。 |
○◎
和光丸(わこうまる)[wagnerianus] |
球体◎ 花◎ 刺◎
総合評価 100段階中 60〜70
大統領に似ていますが、刺が少しマバラの感じで新刺は赤く綺麗ですが、退色して灰褐色に変わります。
特に刺に水を掛けると早く退色するようで、これはどの種にも言えるようです。
強光線で乾燥気味に育てると肌が見えないくらいの強刺になります。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが乾燥気味に育てる |
○
多色玉(たしょくだま)[heterochromus] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 メキシコ・チワワ州等
総合評価 100段階中 75〜85
姿は天晃によく似ています。刺も似ていますがより太く強烈な物です。選別種で特に刺の赤い物を「紅鷹」と呼んで人気があります。
花は径6〜7センチで濃いピンクで大変美しい
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが多湿に注意 |
○
紅鷹(べにたか)[heterochromus]
|
球体◎ 花◎ 刺◎
総合評価 100段階中 75〜85
上記の選別種ですが、最近はサボテン業者さんはすべて「紅鷹」で販売されており、元々の名前である「多色玉」の名前が消えています。
選別種の方が観賞価値等があると考えられるのでこのようなことが起きるわけですがあまり賛成できることではないと思っています。
選別種に新しい名前は必要ないと思っていますし、混乱の元になると思っています。
特に個人名を付けた物は論外で私はそれがどんなに良いものでも購入する気になれません。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが多湿に注意 |
○
鶴巣丸(つるすまる)[nidulans] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ・ヌエポレオン州
総合評価 100段階中 60〜72
くすんだ灰緑色の肌で径20cmで姿は獅子頭に似ていますが、なんと言ってもこの種の特徴は刺にあり、長大な灰褐色の刺を持ち古くなるとこの刺がバラバラにほつれて独特な姿となります。花はかなり薄いピンク
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○★
眠獅子(ねむりじし)[phymatothele] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 メキシコ・コアウィラ州
総合評価 100段階中 60〜70
獅子頭の疣を短くした形で短い刺をつけます。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○
大統領(だいとうりょう)[bicolor] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 アメリカ・テキサス州等
総合評価 100段階中 60〜72
白と紅の刺が混じり綺麗な種です。円筒状に育ち肌は濃い緑で、花はピンクで中が濃い赤で綺麗なものです。特に赤い刺のものを「赤刺大統領」としてあります。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが乾燥気味に育てる |
○◎★
五色大統領(ごしきだいとうりょう)[bicolir tricolor] |
球体◎ 花◎ 刺◎
総合評価 100段階中 65〜73
大統領の大型種で全体に大きく刺は紅白の強大な刺が体を包み肌が見えません。
大変美しい種です。私の大好きなサボテンの一つです。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが乾燥気味に育てる |
○★
獅子頭(ししがしら)[lophothele] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ北部
総合評価 100段階中 65〜72
角ばった少し長めの疣に灰褐色の長い刺をつけ、肌は緑灰で扁平に育ちます。花は薄い黄色。刺の長い「長刺獅子頭」がある。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○◎
太白丸(たいはくまる)[macdowellii] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 メキシコ・ヌエポレオン州等
総合評価 100段階中 70〜80
球形から短円筒状に育ち、径10cm程、針状の白刺を密集する。
花は紫桃色で花径6cm
昔は「エキノマスタス属」で扱われていました。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが多湿には注意する。 |
トリコセレウス属[Trichocereus]
原産地 ボリビア、ペルー、エクアドル |
数種類を除いてカタログ等では販売されていないもので、詳細は不明です。
大稜柱や黄大文字は接木台に使用されています。
栽培・・・寒暑に強く丈夫であるが夏は涼しく、冬は多少暖かい方がよい。
培養土は多肥で草花的なものでよい。 |
○
珍棒閣・珍宝閣・成程柱(ちんぽうかく)[bridgesii inermis] |
球体○ 花?
総合評価 100段階中 50〜60
竜神木に似ていて、先端は稜らしきものがあるが下の方は丸くなり、下部に針状で2cm程の刺を出しているが、ほとんど目につかないものです。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○◎
大稜柱(だいりょうちゅう)[macrogonus] |
球体○ 花○ 刺△
総合評価 100段階中 30〜45
大きく強く長い刺を出し、性質は寒暑に強く接木台として有名です。
根元から子を出し肌色は濃い緑色です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○★
青緑柱(せいりょうちゅう)[peruvianus] |
球体◎ 花○ 刺△
総合評価 100段階中
コバルトブルーの肌で白粉を付けた美しい肌に短い茶褐色の刺をつけ、径20cm、高さ数メートルに育ちます。花は白の大輪
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○★
黄大文字(きだいもんじ)[spachianus] |
球体○ 花○ 刺△
総合評価 100段階中
寒さに強く昔は接木台として有名でしたが現在はあまり使用されていないようです。
黄色の短い刺が多く扱いにくいのが原因かもしれません。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○★
錦鶏竜(きんけいりゅう)[chilensis] |
球体○ 花○ 刺◎
原産地 チリ中部
総合評価 100段階中 50〜65
くすんだ緑色の肌で太く激しい黄褐色刺を出して径太く育つ、花は白
刺は長い物では10cmに及ぶ。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが露地栽培の栽培記録を参照して下さい。 |
ドリコテレ属[Dolichothele]
原産地 メキシコ |
大粒の長い疣を持つ軟質の種属で昔は「マミラリア属」に入っていました。
大きな疣の間から花を咲かせます。
栽培・・・丈夫ですが土の多湿に注意が必要、寒さには強い |
○★
金星(きんせい)[longimamma] |
球体○ 花◎ 刺○
原産地 メキシコ・イダルゴ州
総合評価 100段階中 50〜60
深緑の肌に大きな疣、細く白い刺で、花は疣の間から大輪の黄色の花を咲かせます。
栽培・・・一般的な栽培方法でよい |
○★
三保の松(みほのまつ)[decipiens] |
球体○ 花○ 刺△
総合評価 100段階中 50〜60
小型種で群生します。金星を小さくした姿で刺は中刺があめ色で針状の細い刺をだします。花は白でピンクの中筋
栽培・・・一般的な栽培方法でよい |
★
芳香丸(ほうこうまる)[baumii](香花丸) |
球体○ 花○ 刺△
原産地 メキシコ・タマウリパス州
総合評価 100段階中 50〜60
小さな疣と淡黄色の柔らかい刺を出し球体を覆いますが肌は見える程度です
花は黄色で芳香があります。
栽培・・・一般的な栽培方法でよい |
★
琴糸丸(きんしまる)[camptotricha] |
球体○ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 50〜60
黄色の長い刺が曲がりくねって体を覆い肌が見えないくらい、花は白
栽培・・・一般的な栽培方法でよい |
ナバヨア属[Navajoa]
原産地 アリゾナ |
極小型種で刺に特徴がある。
この種は属がはっきりしていなく、日本カクタス社の「原色サボテン辞典」では「ペディオ カクタス属」に記載されているし、また、「ツルビニカルプス属」に記載されていることもある。
栽培・・・北米高山性サボテンで栽培困難な属の一つ「エキノマスタス属」の栽培に準じる。 |
▲◆★
飛鳥(あすか)[peeblesianus] |
球体◎ 花△ 刺◎
原産地 アメリカ・アリゾナ州
総合評価 100段階中 60〜75
濃い緑色の肌に疣状の稜で疣から白粉を帯びた灰褐色の曲がった太いコルク質の刺を上向に出すもので独特の刺が興味をそそる。花はレモン色
栽培・・・一般的な栽培方法でよい |
▲◆★
斑鳩(いかるが)[peeblesianus vra.fickeisenii]
白刺斑鳩として購入した物 |
球体◎ 花△ 刺◎
原産地 アメリカ・アリゾナ州
総合評価 100段階中 60〜75
飛鳥によく似ているもの
栽培・・・一般的な栽培方法でよい |
ネオバクスバアミア属[Neobuxbaumia]
原産地 メキシコ |
かなりの大型種で径30cm高さ10メートルを越すようです。
花は小さく円筒状で鑑賞するものではない。
栽培・・・培養土は一般草花的なものでよいが冬季の寒さにあわせない方がよい。
しかし鹿児島では露地栽培もされているので小苗の頃より環境に慣れさせると相当の寒さにも耐久性があるが冬季の風は厳しいので注意がいる。 |
○★
大鳳竜(たいほうりゅう)[polylopha] |
球体◎ 花△ 刺◎
原産地 メキシコ・イダルゴ州
総合評価 100段階中 65〜75
大型で美しい、全体が黄色の細刺で覆われ宮崎等では露地で栽培されている
露地栽培されていた物は、径30cm、高さ3メートルほどの物であった。
鹿児島の開聞岳山麓公園にも露地栽培されていた。
栽培・・・一般的な栽培方法でよい |
ネオポルテリア属[Neoporteria]
原産地 チリ |
どの種も花が大変綺麗な属で、球体もそれなりの観賞価値があります。
種によってはホリドカクタス属、ネオキレニア属に記載されていることもあり、混乱していているようです。ここではネオキレニア属はネオポルテリア属に記載しました。
栽培・・・寒暑乾湿に強いが土の多湿には注意が必要で排水保水の良い培養土と強光線にあて冬季の低温に注意し乾燥気味にする。
水加減だけを見れば「コピアポア属」の栽培方法でよい、耐寒性はかなりある。 |
○◎
暗黒王(あんこくおう)[clavata] |
球体◎ 花★ 刺◎
原産地 チリ
総合評価 100段階中 65〜75
「暗黒玉」と記載されていることもある。
濃い緑色の肌に彎曲した黒い強刺をつけ、花は小さいながらキリッと引き締まった花びらでピンクの大変美しい花です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが多湿に注意 |
○
銀翁玉(ぎんおうぎょく)[nidus]
|
球体○ 花★ 刺○
総合評価 100段階中 60〜70
黒褐色の肌に白いヒゲのような曲刺を体を巻くようつけ肌は見えません。
花は暗黒玉と全く同じ花で球体に花が映えて美しいものです。
ただ、球体は花が咲いていないと地味なものです。
伊豆シャボテン公園で見た「銀翁玉」です。私のは「白翁玉」のような気がします。
銀翁玉のほうが刺が針状でしっかりしていますし球体は小さいようです
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○
白翁玉(はくおうぎょく)[gerocephala] |
球体○ 花★ 刺○
原産地 チリ
総合評価 100段階中 60〜70
これも花は暗黒玉と同様で大変綺麗です。姿は銀翁玉に似ていますが刺は白い曲刺で球体を覆っています。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
★
花姫(はなひめ)[mitis] |
球体○ 花○ 刺○
総合評価 100段階中
低い疣状の稜で刺座と刺座の間は狭く、短く黒い刺が体に沿ってつけ、肌色は黒茶で新刺はあめ色です。花は白
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
★
セレナナ[serenana] |
球体○ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中
稜は疣状で螺旋し肌は暗紫緑色、黒褐色の長い刺と白い側刺が球体を覆っている。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○
黒斜子(くろななこ)[dfamatimensis] |
球体○ 花◎
原産地 チリ
総合評価 100段階中 60〜70
以前は「キレオレブチア属」に今は「ロビビア属」に所属していることもある。
現在でも混乱しているようだ。
黒緑の肌に小さい疣状の稜で極小さい刺をつける。接木で栽培されることが多い。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが軟光線で育て多湿に注意 |
★
黒冠玉(こっかんぎょく)[paucicostata] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 チリ・パポソ
総合評価 100段階中
暗黒玉に似るがやや背高く育ち肌は灰白緑で刺は灰黒色の刺を上に反ってつける。花は黄色
「黒冠丸」と記載されている場合もある。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
★
薫竜玉(くんりゅうぎょく)[nigrihorrida] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 チリ・コキンボ
総合評価 100段階中
暗緑色の肌に長い針状の中黒刺と灰褐色の側刺を多数つけ花は白にピンクが混じる物。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
★
逆竜玉(げきりゅうぎょく)[subgibbosa] |
球体◎ 花◎ 刺○
原産地 チリ
総合評価 100段階中 60〜70
中刺はあめ色で側刺は白で針状の細い刺を蜜につける。花はピンク。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○
玉姫(たまひめ)[reichei] |
球体○ 花○
総合評価 100段階中 50〜60
以前は「キレオレブチア属」でしたが今はこの属は無いようです。今は「ネオポルテリア属」として扱われていることが多いです。
小型種で円筒状に育ち、肌は紫褐色で稜は小さい疣状、その疣に極短い刺を付け、花は黄色の花です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが軟光線で育て多湿に注意
|
ノトカクタス属[Notocactus]
原産地 ウルグヮイ |
花サボテンでどの種も美しい大輪の花を咲かせ自花受精し種類も大変多い属です。
球体も一部を除いて観賞価値もあります。花は黄色花が中心ですが紅花もあり栽培も容易で初心者から上級者まで楽しめる種属です。
日本で販売されいる種は少ないのですが、「日本カクタス社」原色サボテン事典」で掲載されているものは140種以上あります。
どれも姿が似ていますので市場では販売されている種が少ないのかもしれません。
栽培・・・寒暑乾湿に強く非常に丈夫であり培養土も特段考える必要はなく強光線で育てる方がよいようだ。
栽培した感覚では全サボテンの中でも一番丈夫と感じています。
露地植えにしていても全く手がかかりませんし、こぼれた種子が発芽して成長しています。
しかし、長期間露地栽培を続けると、だんだん体力を消耗、衰弱し腐敗するものが多くなる。 |
○◎
青王丸(せいおうまる)[ottonis] |
球体○ 花★ 刺△
原産地 ブラジル南部等
総合評価 100段階中 50〜60
花径 5〜8cm
この属の代表種でよく普及して安価で購入でき、花は鮮輝黄色で大変美しく大輪です。球体の観賞価値はあまりありませんがそれを補う花の美しいものです。
栽培・・・一般ノトカクタス属の栽培方法でよい |
○
美青丸(びせいまる)[ottonis “tenuispinus”] |
球体○ 花★ 刺△
総合評価 100段階中 50〜60
花径 5〜8cm
青王丸の変種で区別が難しいが刺が短く少ない感じで肌色が青王丸より黄色味が強く出ています。花は青王丸と同じ輝黄色。
栽培・・・一般ノトカクタス属の栽培方法でよい |
○◎
河内丸(かわちまる)[apricus] |
球体○ 花★ 刺○
原産地 ウルグアイ
総合評価 100段階中 55〜62
花径 5〜6cm
球体は扁平に育ち、剛毛状の黄褐色の中刺と白の側刺を密集させ花は青王丸と同様の花。
栽培・・・一般ノトカクタス属の栽培方法でよい |
○◎
獅子王丸(ししおうまる)[submammulosusvar.pampeanrs] |
球体○ 花◎ 刺○
原産地 ウルグアイ
総合評価 100段階中 60〜70
「鬼雲丸」の変種
「鬼雲丸」の変種又は園芸品種は数が大変多く、「日本カクタス社」の誌では10数種類が掲載されている。
肌は濃い緑で強く鋭い白い刺を整然と出し球体を保護しています。花は黄色
栽培・・・一般ノトカクタス属の栽培方法でよい |
○◎
小町(こまち)[scopa] |
球体○ 花◎ 刺◎
原産地 ブラジル南部等
総合評価 100段階中 60〜68
白い刺が密集して球体を覆い美しい姿をしています。花は黄色です。
栽培・・・一般ノトカクタス属の栽培方法でよい |
○◎
紅小町(べにこまち)[scopa var.ruberrimus] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 ブラジル南部等
総合評価 100段階中 65〜72
花径 3〜4cm
小町の中刺紅色変種で大変綺麗な種です。花は黄色で群開します。
栽培・・・一般ノトカクタス属の栽培方法でよい |
○◎
紅冠丸(こうかんまる)[rutilans] |
球体◎ 花◎ 刺◎
総合評価 100段階中 60〜67
花径 5〜6cm
薄いピンクの刺を蜜につけ整然と出して美しい姿をしています。
花もこの属では少ないピンク紅色の花で群開し綺麗です。
栽培・・・一般ノトカクタス属の栽培方法でよい |
※★
美装玉(びそうぎょく)[concinnus] |
球体○ 花◎ 刺○
総合評価 100段階中
青王丸と芍薬丸の中間の姿で刺は芍薬丸の刺を少し太くした針状の刺、花は少しオレンジが混じった黄色
栽培・・・一般ノトカクタス属の栽培方法でよい |
○
鬼雲丸(きうんまる)[mammulosus] |
球体◎ 花◎ 刺◎
総合評価 100段階中 55〜65
橙色の短い細い針状の刺を蜜につけ、刺座には綿毛を出します。花は黄色です。
栽培・・・一般ノトカクタス属の栽培方法でよい |
○◎
芍薬丸(しゃくやくまる)[ubelmannianus] |
球体○ 花★ 刺△
原産地 ブラジル南部
総合評価 100段階中 60〜70
花径 5cm
別名、菫丸(スミレ丸),濃い緑色の肌に白い髭状の刺を球体に沿って出し扁平に育ち、花はすみれ色の大輪の花で頂上に群開します。
自家受精し花の後、種ができます。
栽培・・・一般ノトカクタス属の栽培方法でよい、露地栽培をしている「ノトカクタス属」のなかでは一番丈夫と感じています。 |
○◎
ツレケキィアナス[tureczekianus] |
球体○ 花★ 刺○
総合評価 100段階中 65〜80
花径 5.5cm
白く少し扁平の長い刺で獅子王丸に似た姿です。花は味のある深い黄色の大輪です。
栽培・・・一般ノトカクタス属の栽培方法でよい |
○◎
SP アロンシオン[allosiphon Manchesi] |
球体○ 花◎ 刺○
総合評価 100段階中 50〜65
花径 8cm
寒暑に強く白灰色の中刺と細い側刺をつけ「紅冠丸」と「獅子王丸」の中間の球体をして花は黄色。
情報がなくどのくらいの大きさになるのか不明です。
栽培・・・一般ノトカクタス属の栽培方法でよい
|
パキセレウス属[Pachycereus]
原産地 メキシコ |
大型に育つ種属です
栽培・・・丈夫であり多肥な培養土で栽培するが冬季の寒さに合わせると体力を消耗し成長が阻害される。
寒さにはかなり抵抗力がないので普通のサボテンより注意が必要、全体的には育て難い種といえる。
|
○◎
武倫柱(ぶりんちゅう)[pringlei] |
球体◎ 花? 刺◎
原産地 メキシコ・ソノラ州等
総合評価 100段階中 60〜75
巨大になるサボテンで【【径40cm】以上となり、高さは10メートルを超える。
新刺は赤ピンクの刺ですがすぐ退色し黄褐色にかわります。
黄褐色の刺を蜜に出し小苗のうちは球体を覆います。肌はくすんだ緑です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが冬季は暖かくする。弁慶柱よりは育てやすい |
○★
土人の櫛柱(どじんのくしばしら)[pecten-aboriginum] |
球体◎ 花? 刺◎
原産地 メキシコ
総合評価 100段階中 40〜55
光沢のある緑色の肌で新刺は赤いがすぐ退色し灰あめ色になります。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが冬季は暖かくする。 |
パロジア属[Parodia]
原産地 アルゼンチン |
コピアポア属に近い環境に育っている。
花の美しい種属で球体も細い繊細な刺が密集し鑑賞に堪えるものです。
栽培・・・比較的丈夫な種属で一般草花的な培養土でよいが、夏の直射日光と土の多湿に会うと被害を受ける場合があり冬の土の多湿も注意がいるが直射日光は小苗のころから慣れさせていれば問題はないと思われる。
かなり乾燥させた栽培方法が適している。
原産地の状況を見ると、岩の割れ目、木の表面に育っている物が紹介されているので栽培が上手く行かないときはこのことを参考にすれば解決するかも。 |
○◎
錦繍玉(きんしゅうぎょく)[aureispina] |
球体◎ 花★ 刺◎
原産地 アルゼンチン・サルタ州
総合評価 100段階中 60〜65
黄色の細い刺が球体を覆い肌も黄緑なので姿は黄色に見えます。
花は濃い黄色で群開し大変綺麗です。中刺が鉤状になっているのですこし扱いにくいことがあります。
姿花ともに綺麗な種ですが花が頂上に咲くので成長点が花によって陽を遮り成長阻害を起こすので花を摘み取ることが必要。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○
銀粧玉(ぎんしょうぎょく)[nivosa] |
球体◎ 花★ 刺◎
原産地 アルゼンチン・サルタ州
総合評価 100段階中 60〜65
針状の鋭い細い真っ白な刺を球体が見えないくらいつけ、刺は輝くような白で刺座は綿毛を出し肌は緑、花は真赤で刺との対比で非常に美しい
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○◎
魔人丸(まじんまる)[maassii] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 アルゼンチン・ボリビア
総合評価 100段階中 60〜70
球形に育ち、あめ色で先端が鉤状の強大な刺を出し側刺は灰白、刺で球体を覆う。
花は赤
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○◎
緋繍玉(ひしゅうぎょく)[sanguiniflora] |
球体◎ 花★ 刺◎
原産地 アルゼンチン・サルタ州
総合評価 100段階中 60〜65
あめ色の中刺は鉤状で側刺は白の細刺と蜜につける。花は燃えるような赤で大変綺麗である。
錦繍玉と同様に花のあとが成長阻害を起こし梅雨時期に腐敗することがあるので花が終わると摘み取る必要がある。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○★
橙粧玉(とうしょうぎょく) |
球体○ 花◎ 刺○
総合評価 100段階中
稜は小さい疣状で褐色の直刺をつけ花は緋橙色です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○★
宝玉[microsperma] |
球体○ 花◎ 刺○
総合評価 100段階中
細い短い茶色の鉤状の中刺で白の細かい側刺をつけ、花はオレンジから赤いのまで幅がある。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○★
橙繍玉(とうしゅうぎょく)[stuemeri] |
球体○ 花◎ 刺○
総合評価 100段階中
褐色の刺で球体は茶色ぽい色で花は濃い橙色、中刺は鉤状になっている。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
ピルホカクタス属[Pyrrhocactus]
原産地 |
ホリドカクタス属、ネオポルテリア属に近い植物のようでそれぞれの属で扱われている場合もあるようです。
名前のとおり刺が激しく観賞価値を高めていますが、サボテン業者等のカタログ等を見てもあまり販売がされていないようです。
栽培・・・高山性の性質のため排水保水の良い培養土に強光線で栽培し夏は土の多湿を避け強光線で育てるが栽培には相当注意が必要とサボテン誌等で記載されているが実際に扱った種が少ないのでどの様に扱ったらよいか不明。 |
※★
鉄心丸(てっしんまる)[catamarcensis] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 70〜80
強烈な黒刺が上向に出て球体を包んで端正で豪壮な姿をしています。肌はくすんだ緑色で花は黄金色
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
※★
怪魔玉(かいまぎょく)[dabuius] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 70〜80
鉄心丸によく似ていて刺はあめ色の強烈で上向きに彎曲した刺で体を包み見事です。刺は後に退色して灰褐色になります。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
※★
吼羆丸(こうゆうまる)[strausianus] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 70〜82
強烈で豪壮な灰ピンクの刺を彎曲して出し生長点付近は特に見事で観賞価値の高いものです。花は桃色
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
※★
逆豹丸 |
詳細不明
栽培・・・ |
※★
寒鬼玉(かんきだま)[umadeave] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 アルゼンチン・フフイ州
総合評価 100段階中 70〜80
肌色は暗紫緑でくすんでおり、球形に育ち、黒刺が上向きに彎曲して球体を包みます。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
※★
トラビセンシス |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 70〜80
肌色は緑黄でくすんでおり、球形に育ち、黒刺が上向きに彎曲しています。
情報がなく詳細は不明です。
栽培・・・不明 |
ピロソセレウス属[Pilosocereus]
原産地 中南米 |
針状の鋭い刺をつけ径太くはならないが高さは2〜10メートルにも育つもので基部より子を出すものが多い
栽培・・・寒暑に強いが冬季寒い目にあわせると成長が阻害されるので冬季はメロカクタス属並みに暖かくする必要がある。冬季の寒さを除けば丈夫で成長が早いので多肥な培養土で強光線で栽培する。 |
○
アズレウス[azureus] |
球体◎ 花? 刺○
原産地 ブラジル
総合評価 100段階中
肌は青緑で白粉を付け綺麗である。黄色で針状の細い刺を真っ直ぐに出し、稜は6稜程で刺座と刺座の間は2〜3cm
栽培・・・一般的な栽培方法でよい |
○★
春衣(はるごろも)[palneri] |
球体◎ 花? 刺○
原産地 メキシコ
総合評価 100段階中
頂上に豊かな綿毛を持つ、短い黄刺をつける
栽培・・・一般的な栽培方法でよい |
フェロカクタス属[Ferocactus]
原産地 メキシコ |
ギムノよりかなり乾燥した場所、同一種でも産地により個体差があり栽培も多少違ってくるので注意がいる。
球形で大型に育ち強健な種を要し一部の種は日本でも原産地球に劣らない物に育てることができる貴重な種属で大部分の種について観賞価値が高く、有名種が多数あり人気がある。
大部分のサボテンに言えることであるがこの属の強健種も太球になると栽培が難しくなる。
径40cm以上となる物が多く狭い栽培場しか持たない一般の趣味家では大きくなるに従い邪魔になってくる。
この属を本格的に収集するとすれば100坪の栽培場でも狭いと思われることを考えておく必要がある。。
栽培・・・栽培の容易な種と少し手がいる種があるが一般的には寒暑に強いが冬季は暖かくする方が良い、また排水保水の良い培養土を使用し強光線で通風をはかり多肥で栽培を行う。
他のサイト、サボテン誌等では、刺の色、特に赤色を出すには強光線で一日の温度差を大きくするのと、空気中の湿度を乾燥させることが必要とあります。
栽培した経験では新刺の綺麗な色の時に水をかけると退色が激しいようです。
湿度の高い状態での直射日光は刺の色を退色させひどい場合赤、黒の刺の色が白濁してしまう。
長野県で刺物の栽培、販売をしている業者が多いのは気候が刺物に会っているからだと思います。
この点でも「冷暖房」設備が有効かと思います。
また、この種の大半について栽培が易しいと言われていますが、それは小苗のときであり、中苗、大苗と栽培が難しくなります。
大苗になると小苗から比べると信じられないくらい難しい栽培となります。
土の多湿に注意が必要となります。 |
○◎
鯱頭(しゃちがしら)[cylindraceus] |
球体★ 花○ 刺◎
原産地 アメリカ南西部、メキシコ・バハカリフォルニア州、ソラノ州
総合評価 100段階中 80〜92
昔からの有名種で特に原産地球の刺の鮮やかな赤色が人気であった。しかし、この刺の色を日本で保つのは困難で退色し灰色、灰黄色に変わる。
現在、先人たちの努力により栽培技術が向上し日本での実生苗でも赤い強刺のものが作られているがかなりの努力がいるようである。
球体は緑色で径30〜40cmとなり後、円筒状で刺は彎曲した太く長い強刺で体を覆っていて見事である。
刺の色は白、ピンク、赤黄、紅と幅広く中刺は特に強大で10cmに及び曲がりくねって先端は鉤状、赤い刺は退色し易いようで赤い色を維持するのはかなり難しいようだ。
刺の色違いに「白鳥丸」、「紅鯱」等があるが、名前を区別する程のことでもない。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが立派な標本にするにはかなり困難であり、特に刺の色の退色を防ぐことが難しい、通風をはかり強光線で育て、空中湿度を抑え昼夜の温度差を作る必要がある。 |
★
旋風玉(せんぷうぎょく)[cylindraceus var.tortulospinus] |
球体★ 花○ 刺★
総合評価 100段階中 80〜90
「鯱頭」の変種で名前のとおり強大な中刺が球体を取り巻くようにつける。
中刺は鉤状であめ色をしており側刺は灰褐色の刺を蜜につける。
稜は薄く稜と稜の間は狭い刺座も間が開いていないため刺で肌が見えないと感じるほどである。花は黄色
栽培・・・鯱頭と同様でよい |
★
レコンテ玉[cylindraceus lecontei] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 75〜85
径30cmで後円筒状に育ち、白粉を帯びた灰青緑色の肌に白粉を帯びた淡紅色で強大な少し彎曲した刺を10本以上、長さは中刺は4cmくらいで周囲刺は3cmほどで肌が見えないくらいの豪壮な種で花は黄色です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが冬季は最低温度10度C以上に保つ |
▲◎
金冠竜(きんかんりゅう)[chrysacanthus] |
球体★ 花○ 刺★
原産地 メキシコ・バハカリフォルニア州(セドロス島)
総合評価 100段階中 85〜96
超人気種で径30cmとなり、なんと言っても黄色の強刺が体を覆い肌が見えないくらいつけて見事な姿になり、うれしいことに栽培が容易で日本でも原産地球に劣らない刺に育てることが出来る優秀なサボテンである。
また、刺は個体差が大きく黄色から濃赤刺まであり、特に赤刺金冠竜が人気がある。(選別育成が行われ深紅の強刺を持つものが販売されておりこの種の人気を上げている)
花は黄色であるが赤刺金冠竜は赤花であるので刺の色が関係していると思われるが不思議である。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが冬季の低温度に注意する。
栽培をして見ると寒暑乾湿に相当強く初心者でも容易に栽培が出来、観賞価値も高く優秀な植物である。 |
▲◎
刈穂玉(かりほぎょく)[gracilis] |
球体★ 花○ 刺★
原産地 メキシコ・バハカリフォルニア州
総合評価 100段階中 85〜96
肌は濃い緑で多少紅色かかっており径30cmで後円筒状になり、刺は紅色で素晴らしく強大な彎曲した刺、特に中刺は幅広く長さは7cmで体を覆い火の玉を見ているようです。
刺の色は退色しにくいようである。寒さに会うと成長に害がでるので注意が必要、
選別種が沢山作出されている。
栽培・・・夏は土の多湿を避けまた、通風をはかり冬季は暖かく(サボテンの誌等では最低温度10度C以上)するとあるが、最低温度については多少疑問を持っています。
今栽培している小苗では冬季かなり寒い目に合わせても影響を感じられない。
太球になると影響が出るかも知れないがいろんな物を調べてもどのような影響が出るのかはっきりとした記述は見られない。 |
▲◎
神仙玉(しんせんぎょく)[gracilis coloratus] |
球体★ 花○ 刺★
総合評価 100段階中 85〜95
「刈穂玉の変種」径25〜30cmで円筒状、幅広の紅刺で先端は鉤状になっている。
刺が大きく豪壮な感じで刈穂玉に似て判別が困難な物も多い。
刈穂玉と同様に選別種が沢山作出されて、豪刺、短刺、曲刺等あり、また個人名がついている物も多数ある。
栽培・・・「刈穂玉」同様、夏の多湿を避け通風をはかり冬季は暖かく(最低温度10度C)する |
○◎
王冠竜(おうかんりゅう)[glaucescens] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 メキシコ・イダルゴ州、ケレタロ州
総合評価 100段階中 75〜80
私の好きなサボテンの一つです。
径40cmの球形に育ち肌は白粉を帯びた緑黄で黄色の刺をつける。刺の数は少ないが強光線で栽培すると堂々たる姿となり径12〜13cmで径4cmの黄色の花を咲かる。
大球になり群生した姿は金鯱にも負けないほどである。
この種はなんと言っても栽培が容易ということにつき、これ以上強い種はないという感じで、暖地では露地栽培でもどうにか育つようだ。
変種?に「刺無王冠竜」がある。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが露地では冬季最低温度「0度」以下が続くと被害が出る。温室の場合はまったく問題ない |
○
黄金冠(おうごんかん)[orucuttii “OUGONKAN] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 70〜85
「オルクッテイ玉(紫鳳竜)」の園芸品種となっていますがよく分からない種です。
原種の「紫鳳竜」が販売されていることは見たことがありません。
しかし、この「黄金冠」は業者の中では良く販売されています。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い
|
○
赤城(あかぎ)[macrodiscus] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 メキシコ・サンルイスポトシ州、グアナファト州
総合評価 100段階中 50〜65
誌によると径25センチ〜40センチで扁平に育ち肌はくすんだ灰青色で2〜4センチの薄いピンク色の幅広の強刺を数少なく出し稜は三角で姿は「日の出丸」に似ている。
花は白にピンクの中筋
変種に「天城」(刺が黄色で細い、肌も緑が濃くでているとされるが判別が困難である)、私的には区別の必要はないと思います。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○
天城(あまぎ)[macrodiscus var.multiflorus] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 メキシコ・オアハカ州
総合評価 100段階中 50〜65
「赤城」の変種で多少小型で径25cm、稜が多く薄い三角で切れ込んでおり、刺は「赤城」に比べると細く弱いもので全体的に華奢(キャシャ)な感じ。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
赤鳳(せきほう)[stainesii] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ・ヌエポレオン州、サンルイスポトシ州
総合評価 100段階中 80〜90
径30cmで円筒状、肌色は濃い緑で赤い刺が美しいものであるが、日本では露地栽培で直接、陽にあてても日光不足で刺も球体も細く育ち肌が下部から茶色に変色しやすくなります。
花はオレンジ色です。(花の写真)
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが立派な標本にすることは困難であり刺の退化及び表皮の退化を防ぐことが難しい。 |
★
翔陽丸(しょうようまる)[stainesii "pringlei"] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 80〜90
赤刺で新刺は大変綺麗であるが後に退色し褐色となる。肌は濃い緑色で稜は薄く切れ込んでいる。
原産地球は紅色の強刺を出して美しいが日本では立派に育てることはなかなか難しく特に肌が茶色に変わる。
私が露地栽培しているものも午前中陽が当たるところは肌の色の変化は少ないが反対側は頂上付近まで変色し茶色になっています。
赤鳳の最北タイプとされている。
栽培・・・赤鳳と同様 |
○◎
黄彩玉(こうさいぎょく)[schwarzii] |
球体◎ 花△ 刺○
原産地 メキシコ・シナロア州
総合評価 100段階中 65〜75
くすんだ黄緑の肌に黄色の刺、稜は薄く深く切れ込んで黄色の刺をマバラにつける。
小苗の時は黄緑の肌に新刺は黄色から朱色の綺麗な刺を出し寒暑に強く成長も早いようです。
太球になると肌色は深い緑色になり刺は直射し40cmを超えると重厚な姿になります。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○
日の出丸(ひのでまる)[latispinus] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ・サンルイスポトシ州
総合評価 100段階中 70〜80
扁平に育ち径40cmくらい、稜は15〜20前後で薄く少し波打っており刺座は幅広の強大な鉤状の赤刺をつけるもので原産地球では刺の幅が1cmを超える物があるようです。それも退色していない赤刺のようです。
花は紫オレンジで4cm
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが【径10cm】を超えるころから多少栽培が難しくなる。 |
金し玉(きんしぎょく)[latispinus var.flavispinus] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 70〜80
日の出丸の黄刺の変種であり姿は日の出丸と同様であり、濃い緑色の肌に黄色の幅広い刺をつける。
中刺は鉤刺となっている。
サボテン誌、他のサイト等では花は紫かかったピンクで3〜4cm程度とあるが実際に開花した物はほとんど白に近いクリーム色の花であった。
刺の色の変種とされおり一種のアルビノ的なものと思われ、そうであれば花も白いというのは理解できる。
花の色については、たぶんサボテン誌等の勘違いか誤りだと思う
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○
勇壮丸(ゆうそうまる)[robustus] |
球体△ 花○ 刺○
原産地 メキシコ・ブエブラ州
総合評価 100段階中 40〜45
径10cm前後、この種属では小型で群生します。肌は濃い緑で艶があり、幅広の赤褐色の強刺を出すが刺座と刺座の間が長いため刺はマバラで寂しい感じを受ける。
花は黄色
非常に丈夫で露地栽培でも良く育つようだ。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
▲
カルメン玉[diguetii carmenensis] |
球体◎ 花△ 刺◎
原産地 メキシコ・バハカリフォルニア州(カルメン島)
総合評価 100段階中
紫禁城の変種で刺が黄あめ色の強刺、肌色はくすんだ緑色、稜と稜の間は狭いため刺が蜜に見える。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが冬季は最低温度10度C以上に保つ |
▲◆
ジョンストン玉[johnstonianus] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ・バハカリフォルニア州(アンヘル・デ・ラ・グァルダ島)
総合評価 100段階中
径35cmで鯱頭に姿は似ていますが、黄色の刺は20本程と多く少しカーブしながら放射状に出て球体を包み全体が黄色に見えます。
日本名は「白帝城」の名前がついている。花は黄色」
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが冬季は最低温度10度C以上に保つ、「日本カクタス社の原色サボテン辞典」には栽培は困難との記載があります。 |
※★
紫禁城(しきんじょう)[diguetii] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 メキシコ・バハカリフォルニア州(セラルボ島等)
総合評価 100段階中
径60cm以上と超大型に育つ肌は緑で黄色の彎曲した強刺を球体に沿ってつける。
誌によると花は深紅の美しい花、又は黄色で赤の中筋との記載があり写真を見ると「ジョンストン玉」に似ているが刺の数が少なく肌が見えます。。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが冬季は最低温度10度C以上に保つ |
○◎
金赤竜(きんせきりゅう)[wislizenii] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 アメリカ・アリゾナ州等
総合評価 100段階中 60〜70
濃い緑色の肌に赤褐色の強刺を出し径40cm、高さ2メートルと巨大に育ち花は少しオレンジで中筋があり花径7cm以上で綺麗な花です。
稜の幅は狭く切れ込んでおり、中刺は4cmの鉤状で側刺は灰褐色の刺をつけます。
誌によると栽培は非常に容易で数年で太球に育つとありますが、私が露地栽培で経験した中では誌のように丈夫な種ではなくある程度注意が必要です。
特に冬の寒さは嫌いなようで夏も体力を消耗します。
温室で育てるのであれば誌の記述の栽培でよいかと思いますが露地栽培ではそうは行かないようです。
このことを考えて温室栽培もしていただくとより良い成果がでるかと思います。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○◎
春楼(しゅんろう)[herrerae] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ・ソノラ州等
総合評価 100段階中 50〜70
濃い緑色の肌で頑丈そうに見えます。赤褐色の強大な中刺で先端は鉤状になっています。
この種もこれ以上丈夫な種はないような記述が多いものですが露地栽培では金赤竜と同様に注意が必要です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○◎
巨鷲玉(きょしゅうぎょく)[herrerae horridus] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ・ソノラ州等
総合評価 100段階中 60〜70
「春楼」の変種?
この種も強健で大型に育ち、日本でも原産地球に劣らない姿に育てることができるもので、肌は濃い緑、側刺は3〜4cmで太い針状、中刺は扁平で赤褐色の鉤状刺で6cmを越して強大です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い
一般に言われているように栽培は易しいと言えるが、それでもまったくの放任では上手く育てることは出来ない。
|
◎
紅洋丸(こうようまる)[fordii] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ・バハカリフォルニア州
総合評価 100段階中 65〜80
比較的小型で径15cm程で後、円筒状に育つ、扁平で鉤状の強大な中刺で新刺は緋紅色で大変綺麗ですが、退色し黄褐色になります。刺は球体を覆い肌が見えないくらいで花は紫紅色です。
良く開花するので2〜3個あれば交配が可能で種子を得ることは容易にできる。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが冬季は暖かくする。 |
★
竜鵬玉(りゅうほうぎょく)[gatesii] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 70〜80
径30cmで円筒状に育つ、新刺は燃えるような紅色ですが退色し薄いピンク色になります。
濃い緑色の肌に赤い刺が美しい姿を見せます。
中刺は鉤状で環紋があり彎曲して長さは4cm、側刺は3cmでゆるくカーブして球体に沿って出ます。
花は赤の中筋がある黄色。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが冬季は最低温度10度C以上に保つ |
★
烈刺玉(れっしぎょく)[rectispinus] |
球体◎ 花○ 刺★
原産地 メキシコ・バハカリフォルニア州
総合評価 100段階中 75〜85
径40cmで後、円筒状、肌はくすんだ濃い緑色の肌で稜は少し波打ち刺は10本前後で針状の長大(中刺は10cm以上でわずかにカーブするがほとんど直射)な赤刺を出す豪壮な種です。
花は黄色
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが冬季は最低温度10度C以上に保つ |
竜眼(りゅうがん)[viridescens] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 アメリカ・カリフォルニア州等
総合評価 100段階中 70〜80
径20cm、黄緑色の肌に幅広で黄赤の中刺をつけ側刺も赤黄で肌は多少薄い(黄色ぎみ)緑で扁平に育ち花は黄色
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが冬季は暖かくする。 |
★
虹裳竜(こうしょうりゅう)[viridescens var.litoralis] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ・バハカリフォルニア州
総合評価 100段階中 75〜85
「竜眼」の変種、径20cm?で短円筒状に育ち、赤色、黄色、白の長い刺が球体を取り巻き覆いかぶさり密集し周囲刺はヒゲのような細い白刺を多数出す。
花は黄色
この種は本当に「竜眼」の変種なのでしょうか。栽培してみるとかなり「竜眼」と違っていてイメージが合いません。
作出した人がどのように作出したのか興味があります。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが冬季は最低温度10度C以上に保つ |
○★
瑠璃丸(るりまる)[alamosanus] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 メキシコ・ソノラ州
総合評価 100段階中 60〜70
白粉帯びたような青緑の肌に黄色の直刺をつけ、大型に育つ、大型になると貫禄がでて鑑賞価値が高くなる。
写真は宇部常盤公園のものです。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
★
半島玉(はんとうぎょく)[peninsulae](火剣峯) |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ・バハカリフォルニア州南部
総合評価 100段階中
径35cmで円筒状に育ち、白粉を帯びた暗緑色の肌に暗紅色で6cm以上の長く強大な刺をつける豪壮な種ですが、誌の記述によると栽培が難しいとされていますが冬季の低温度が一番影響があるようです。
詳細は不明です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが冬季は最低温度10度C以上に保つ |
▲
偉冠竜(いかんりゅう)[peninsulae viscainensis] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 80〜90
径30cmで円筒状に育ち肌はくすんだ緑で、刺は10本前後、中刺は超長大で10cm以上あり幅広の鉤状の刺、色は赤褐色、「烈刺玉」との区別が難しいが、中刺の先端が鋭い鉤状になっている。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い、
冬季は最低温度10度C以上に保つと誌等で記述されているが、私の栽培場では冬季はかなり低温になっていますがその影響が出ているとは思えません。
まだ小苗ですのでこれから低温に対して影響が出てくるのかもしれません。 |
○
文鳥丸(ぶんちょうまる)[histrix] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 メキシコ中部
総合評価 100段階中 50〜65
かなり大型になるようで、青緑の肌に黄色の強刺をつけるが数が少ない、稜は薄く切れ込んでいます。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い
誌等ではこれ以上丈夫なサボテンはないような記述がされているが、他の種と比べても非常に丈夫とは言えません。
確かに丈夫なのですが、綺麗に育てようと思えば難しいと思います。 |
○
真珠(しんじゅ)[recurvus] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ ブエブラ州等
総合評価 100段階中 65〜80
径20cm〜30cmで肌は濃緑色で短円筒状に育ち、稜は薄く少し波打っており側刺は針状で紅褐色の長さ3cm、中刺は幅広で7cm前後、花は赤紫。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い
寒さに弱いと感じています。冬季寒い目に合わせると拗れて成長が止まりすぐに汚れた姿になります。 |
○
江守(えもり)[emoryi] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 メキシコ・ソノラ州等
総合評価 100段階中
白粉を帯びた灰緑青色、くすんだ紅色の刺で中刺は先端が鉤状になっており長さ6〜8cmの針状、側刺も針状の丸刺で3〜6cm、大型に育つとあるが太球になるにつれ栽培が難しくなるようだ。
花は赤味を帯びた黄色
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが冬季は最低温度10度C以上に保つ |
フライレア属[Frailea]
原産地 パラグアイ
|
極小型に育つ種属で自花受精します。また花は開かずに閉花したまま結実しますが、種子の寿命が短いのですぐに播種した方が良い結果が出ます。
体型2cmで親株です。
栽培・・・寒暑に強く育て易い属です。
小型種ですから寄せ植え等にし保水に注意すれば良いと思います。 |
○◎
天恵丸(てんけいまる)[cataphracta] |
球体◎ 花△ 刺◎
原産地 パラグァイ
総合評価 100段階中 65〜75
肌は紫緑色で濃い紫の横縞が入り、刺は極短く小さいのでわからないくらいである。稜は多く極浅い切れ込みで疣状であるが小さい疣であるので普通の稜とみてよい。花は黄色
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
◎
士童(しどう)[castanea] |
球体◎ 花△ 刺◎
原産地 ブラジル南部等
総合評価 100段階中 65〜75
扁平に育ち稜が多く切れ込みもなく稜と稜の間に線が入っているようなもので刺も大変小さい。
姿はこの属一であり「アストロフィツム属」の多稜兜を小型にしたようなもの
昔は高価でしたが現在は安価になり、上記の「天恵丸」の方が高価になっています。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
★
小人丸(こびとまる)[colombiana] |
球体○ 花△ 刺○
総合評価 100段階中 55〜60
緑の肌に黄色の短い細刺を付け体径4cm程まで扁平から球形に育つ、花はレモン色
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○
紫雲殿(しうんでん)[graxillima] |
球体○ 花△ 刺○
原産地 パラグアイ
総合評価 100段階中 55〜60
暗紫色の肌で暗あめ色で針状の中刺と白の側刺、円筒状に育つ
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○
紫雲丸(しうんまる)[grahliana] |
球体○ 花△ 刺○
総合評価 100段階中 55〜60
暗紫色の肌、体型は小人丸に似るが刺は少し弱い、花はレモン色
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○◎
虎の子(とらのこ)[pumila] |
球体○ 花△ 刺○
原産地 パラグアイ等
総合評価 100段階中 55〜60
小人丸と区別がつかないくらいよく似ているもの
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○◎
豹の子(ひょうのこ)[pyagmaea] |
球体○ 花△ 刺○
総合評価 100段階中 55〜60
これも小人丸に似ているが少し刺が短い感じ
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
ブラジリカクタス属[Brasilicactus]
原産地 ブラジル |
2種類の属で花の綺麗な属、姿も綺麗である。
「ノトカクタス属」として扱われている事も多い。
総合評価 100段階中 70〜80
栽培・・・高温多湿を好み柔らかな光線をあてると元気よく育つ。培養土は保水性の高いものにする。
小さい頃はかなり丈夫な種であるが、大きくなると土の多湿に敏感になり栽培が難しくなり球体は歪んでくることが多い。 |
○◎
雪晃(せっこう)[haselbergii] |
球体◎ 花★ 刺○
原産地 ブラジル、リオグランデ・ド・スル州
総合評価 100段階中 70〜80
極小さい疣に白い短い細刺をつけ細刺が体を包み球体は白く輝き、その球体に真赤で鮮やかな花を咲かせるもので白い球体と真赤な花の対比が非常に美しいもので花サボテンとして一級である。
花の寿命はサボテン界1で2週間から、条件によっては1ケ月以上の寿命があります。
径も大きくなり15cmに及ぶが大きくなると球形の形が崩れて歪んでくる。
自家受精する。
栽培・・・一般的な栽培方法でよい |
○◎
黄雪晃(きせっこう)[graessneri] |
球体◎ 花★ 刺○
総合評価 100段階中
雪晃の刺を黄色に変えただけの姿で花は黄色、これも綺麗な物
栽培・・・一般的な栽培方法でよい |
ペディオカクタス属[Pediocactus]
原産地 メキシコ
|
標高の高い内陸性高原を原産地としており、スクレロカクタス属に似た、肉質柔軟で高温多湿に極めて抵抗力が弱いもの。
現在は「スクレロカクタス属」と扱われている方が多いようです。
栽培・・・北米高山性のサボテンで高温多湿に非常に弱い栽培困難な種のひとつ、エキノマスタス属と同様の扱いをする。 |
▲◆★
月華玉(げっかぎょく)[simpsonii] |
球体○ 花? 刺○
原産地 アメリカ・ワシントン州等
総合評価 100段階中
球形に育ち稜は細かい疣状で先端が赤褐色の細刺を密集し体を覆い肌が見えない程で径15cmくらいまでに育つ。
誌の写真を見る限り観賞価値はあまり高くないようですが稀少品種のようです。
栽培・・・一般的な栽培方法 |
ヘリアントセレウス属[Helianthocereus]
原産地 アルゼンチン |
径太く育ち、短円筒型でどの種も花が大きく大変美しい属です。
栽培・・・寒暑に強いわけではないが抵抗力があるので保水排水の良い培養土を使用し多湿を避け強光線をあてる。
栽培をして見ると、感覚は「ロビビア属」に近いと感じています。
露地でもかなり耐えることが出来ますし、それかと言って温室では易しい栽培とは行かず多少気難しいようです。 |
○◎
紅蓮丸(こうれんまる)[crassicaulis] |
球体○ 花★ 刺△
総合評価 100段階中 50〜70
5〜7cmほどの径で短い灰褐色の刺をつけ子をよく出し、花は真赤な大輪の花で大変美しいものです。
栽培・・・一般的な栽培方法 |
※★
巨麗丸(きょれいまる)[grandiflorus] |
球体○ 花★ 刺△
総合評価 100段階中 50〜70
短い針状に刺を出し、太い径で花は巨大な赤花で圧巻です。
栽培・・・一般的な栽培方法 |
○◎
湘南丸(しょうなんまる)[huascha] |
球体○ 花★ 刺△
総合評価 100段階中 50〜70
玉サボテンのように球形に近い形で、黄色の刺をつけよく子を出し群生します。
花は黄色の大輪です。
栽培・・・一般的な栽培方法 |
★
桃源丸(とうげんまる)[huascha var.rosiflorus] |
球体○ 花★ 刺△
総合評価 100段階中 50〜70
湘南丸の桃花変種で濃い桃色の大輪の花を頂上に群開します。
桃源丸交配参照(写真) 花径 7〜9cm
栽培・・・一般的な栽培方法 |
○◎
美女丸(びじょまる)[huascha var.rubriflorus] |
球体○ 花★ 刺△
総合評価 100段階中 50〜70
球体は桃源丸によく似ていますが径が少し細く長く育ち子をよく出します。
花は濃い赤色で大変美しいもので、径10cmにも及びます。
美女丸交配参照(写真) 花径 9〜10cm
栽培・・・一般的な栽培方法 |
ペイレスキア属[Peireskia]
原産地 南米 |
一見は普通の樹木のようであるが、刺があり杢キリンは接木台として利用されておりサボテンであるとわかる。
栽培・・・寒さに弱いのを除けば丈夫な種で成長が異常に早い |
○◎
杢キリン(もくきりん)[aculeata] |
球体△ 花? 刺×
総合評価 100段階中
緑色の葉をつけ葉のしたには刺があります。成長が大変早く温度に気をつければ短期間で大きくなります。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
★
桜キリン[bleo] |
球体△ 花◎ 刺×
原産地 パラグアイ、アルゼンチン
総合評価 100段階中
ロドカクタス属
ピンクで大輪の花が美しい種で大きな葉に針状の刺をつけます。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
★
ネモローサ[nemorosa Rojas Scosta] |
球体○ 花◎ 刺△
総合評価 100段階中
花はピンクの大輪で濃い緑色の葉をつけます。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
ペレスキオプシス属[Perekiopsis]
原産地 メキシコ |
十数種類ある属であるが一般的には収集の対象とはなっていないので詳細は不明である。
団扇サボテンとして扱われているが、写真で見る限り、上記の「杢キリン」や「桜キリン」に近い姿形をしている。
茎は1cm程で肉質は柔らかく、葉も分厚く冬季には落葉する。
栽培・・・生長が早く冬季の最低温度を「5度」に保てば栽培は容易である。
|
○◎
キリンウチワ[velutina] |
球体△ 花○
原産地 メキシコ・ケレタロ州
総合評価 100段階中
茎は1cm程度、高さ1〜2メートルになり花は輝黄色。
実生接ぎの台木として利用されており接ぎ降ろしをした場合自然と自根になると記述されている。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
ペレキフォラ属[Pelecyphora]
原産地 メキシコ |
この属はわらじ型の疣が特徴で、それに真横に白い刺をつけるのでゾウリムシのようになっています。
栽培・・・寒暑には強いが多湿を好まないので排水保水の良い培養土で通風をはかり豊富な光線で育てる。 |
◎▲★
精巧丸(せいこうまる)[aselliformis] |
球体◎ 花◎
原産地 メキシコ・サンルイスポトシ州
総合評価 100段階中 70〜85
小型種で稜は斧形の疣となっており灰白色の微細な刺をつけ一見するとワラジムシ見たいになっています。
成長が遅く球形から円筒状に育ち肌は灰青緑色で群生します。
花は濃い桃色で径3cmで美しい。
高級品で群生株は特に高価です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが成長が遅い
実生した場合、まず小さい円筒状に育ち、のちに径が大きくなるようだ。 |
◎
バラ丸[valdeziana] |
球体◎ 花◎
原産地 メキシコ・コアウイラ州
総合評価 100段階中 70〜80
ツルビニカルプス属
極小型種で径3cm程、群生し稜は小さないぼ状で羽毛状の白い短い刺を蜜につけ球体は白く見え花は濃い桃色で美しいものです。
選別種?で「スーパーバラ丸」という種が販売されています。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが成長が遅い |
ホマロケファラ属[Homalocephala]
原産地 テキサス |
一種のみの属です。
日の出丸とよく似ていて区別は中々難しいし、王綾波、狂刺綾波、短刺綾波等は日の出丸との交配ではないかと疑っている。
少し疑い過ぎかな、日本の業者を信用していないので。
栽培・・・寒暑に強く栽培は容易であり多肥な培養土を使用すると掲載されているが、実生して見ると感覚的には記述通りと思えるが順調に成長させるのは少し難しい、根腐れ、肌の変化からの腐敗等がおきる。
|
○◎
綾波(あやなみ)[texensis] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 アメリカ・テキサス州、ニューメキシコ州
総合評価 100段階中 60〜80
径30cmに及び個体差が大きくいろんな形をした刺の選別種が沢山出ています。
扁平に育ち、肌色は濃い緑で刺は赤みかかった幅の広い太い刺をつけます。
刺の特に幅が広いものを「王綾波」刺の特に長いものを「剣峯」といいます。
現在は狂刺、割刺、短刺等があります。
花は大きく濃ピンクで中心は真赤で美しい。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○◎
剣峯(けんぽう)[texensis] |
球体◎ 花◎ 刺◎
総合評価 100段階中
上記の選別種ですが区別するほどではない。
他の種「王綾波」「狂刺綾波」「割刺綾波」「短刺綾波」も同様に区別するほどではない。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
ポラスキア属[polaskia] |
栽培・・・ |
○
雷神閣(らいじんかく)[chichipe] |
球体○ 花? 刺△
総合評価 100段階中
白粉を帯びた灰緑色の肌が特徴で針状の小さい刺をつける
栽培・・・ |
ホリドカクタス属[Horridocactus]
原産地 チリ、ペルー |
刺の強烈なものが多く、ネオポルテリア属に所属していることもあり混乱しているようです。
栽培・・・寒暑及び乾湿に強いが夏の多湿に弱いので排水保水の良い培養土に強光線にあて栽培する。 |
★
登陽丸(とようまる)[curvispina] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中
灰緑色の肌に10数本に及ぶ暗赤色の強刺が彎曲して体を覆い中刺は上に反っている。側刺は灰白色で球体に沿うように取り巻き刺の長さは3cm程度、球体は扁平に育ち花は赤
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
★
呂智深(ろちしん)[tuberisulcata robusta] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 チリ
総合評価 100段階中
緑黒色の肌に上向きの強黒刺が彎曲してでる豪壮な物
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
マツカナ属[Matucana]
原産地 ペルー |
オロヤ属に似ている。栽培が難しくサボテン業者のカタログにはほとんど記載がない。
黄白、白の細刺が球体を覆う物が多く中には刺が極端に少なくて球体と刺のバランスが面白く独特の姿をしているものがある。
栽培・・・高山性サボテンで栽培は容易ではない。排水保水の良い培養土に豊富な光線を当て夏の蒸し暑さ、土の多湿を避ける。寒さには強いが低温での土の多湿を好まないので注意が必要。
栽培が困難といわれる「スクレロカクタス属」「エキノマスタス属」と同様な扱いを要する。 |
※◆★
青嵐玉(せいらんぎょく)[formosa] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中
緑色の肌、稜と稜の間は狭くふっくらとした感じで刺座からは黄白の刺を少し櫛状に出し扁平に育つ、花は真赤で大輪
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
※◆★
白仙玉(しんせんぎょく)[haynei] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中
黄白と白の側刺を蜜に出して球体を包み肌は見えない、花は赤
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
※◆★
霜光丸[blancii] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中
くすんだ緑色の肌で径20cm程度、刺は数多く豪毛状で灰白色の細い刺
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
※◆★
紫王玉[yanganucensis var.grandeflora] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中
不明
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
※◆★
渦潮(うずしお)[ritteri] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中
写真では、扁平でこげ茶緑色の光沢のある肌に細い数本の刺をつける。
花は赤
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
マミロプシス属[Mamillopsis]
原産地 メキシコ |
一属一種で球体はマミラリア属の白いものと同様
「マミラリア属」で扱われていることが多い。
栽培・・・強光線で育てるが比較的丈夫である。 |
月宮殿(げっきゅうでん)[schumanni] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 メキシコ、ドゥランゴ州
総合評価 100段階中
白い綺麗な刺に球体は覆われ中刺は鉤刺で白い刺は球体を覆い肌は見えない。花は真赤で早春に咲く。
栽培・・・花を咲かせるには強光線で育てる。培養土は保水をよくしたものであれば特段注意することはない。(冬型) |
マミラリア属[Mammillaria]
原産地 メキシコ |
種類を大変多く有する大家族の属で稜は疣になっており、全体では小型種で群生する物が多く、白刺と綿毛の多いもの、少ない物、刺が色彩に富んだ物、等変化に富んでいる。
特に白刺の種類で綿毛を多く有している物は綺麗に育てると輝くような白になり非常に美しい
また、自花受精すると思われるが全ての種かは不明である。
栽培・・・非常に種類が多いので栽培についても栽培が容易なものと多少栽培に気を使うものとがある。
大部分の種は栽培が容易であり、寒暑多湿に強く培養土にしても気を使う必要はないが強光線を好むと思われる。
栽培に注意が必要な種は高地に生育しているもので高温と土の多湿に敏感であり、温室内では夏季に注意が必要、冬季も土の多湿には注意が必要であるが比較的丈夫であり全体に栽培は易しい属です。
サボテンは大まかにいえば冬型と夏型に分けることができます。
マミラリア属はどちらかと言えば冬型になりますが一年中育ちます。
花はその年の気候にもよりますが、多くの種は12月から4月にかけて咲くので冬型としています。
種によっては早春から夏にかけても咲き続けるものもあります。
|
★
雪白丸(せっぱくまる)[candida] |
球体◎ 花× 刺◎
総合評価 100段階中 70〜80
扁平に育ち、短い針状の真白な細刺を蜜につける。花はピンク
変種の「満月」は有名で多くのサボテン業者も販売していますが、原種である「雪白丸」が販売されているのは見たことがなく入手困難です。
日本にはないかも?
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
○◎
満月(まんげつ)[candida var.rosea] |
球体◎ 花× 刺◎
原産地 メキシコ・コアウィラ州等
総合評価 100段階中 70〜80
雪白丸の変種で刺が少しピンクかかるがほとんど白花径1cm、刺がさらに密集して体を覆い花は少し黄色かかった白で小さく地味である。
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
○
桜月(さくらつき)[candida astoqure] |
球体◎ 花× 刺◎
総合評価 100段階中 70〜80
雪白丸の変種で刺がピンクが強いもの、満月と区別するほどでもない。
栽培・・・高地性栽培方法でよいが多湿に注意 |
○◎
希望丸(きぼうまる)[albilanata] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ
総合評価 100段階中 70〜82
疣は小さく蜜でそれに短く小さい固い刺を蜜につけそれ自体で球体は白になるが、温室で育てると豊かな綿毛を出し輝くような白い球体となり非常に美しい、頭から水をかけると綿毛が取れ白さがなくなる。
花は濃いピンクで花径1cmと小さいが鉢巻のようにぐるりと咲く。自家受精する。
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいがかなり丈夫 |
○
翁玉(おきなだま)[kissingiana] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ・タマウリパス州
総合評価 100段階中 60〜75
希望丸の綿毛をなくした姿、少し刺が荒く蜜につけて球体は白く見える。花はピンク
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
○◎
豊明丸(ほうめいまる)[bombycina] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 60〜70
白刺の小さい細刺を蜜につけ中刺は赤あめ色の鉤刺を長く伸ばし刺座には綿毛をつけ大変美しい球体をしている。花は花径1cmと小さいが濃いピンクで鉢巻状に着けて綺麗である。
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが栽培してみると寒暑にかなり丈夫 |
○◎
猩々丸(しょうじょうまる)[spinosissima] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 メキシコ
総合評価 100段階中 65〜70
花径 1cm
紅色の短い針状の刺を放射状に密集して付ける。刺座には白い綿毛があり赤と白の対比で非常に美しい姿をしている。花も濃いピンクで鉢巻状にぐるりと咲かせる。
自花受精する。
変種に下記の物がある。
*「錦丸」(猩々丸の変種とされ多彩種であるが区別が難しい、カタログでは同一種とし て扱われていることが多い)
*「泉丸」(刺が黄色)
*「源平丸」(刺があめ色)
*「緋猩々丸」(刺の特に赤いもの)
*「白美人」(刺が白で他の変種とくらべると刺が柔らかい)
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが比較的丈夫 |
◎
鶴の子丸(つるのこまる)[haageana] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 65〜75
小型種で短い白刺に覆われ群生する。
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが比較的丈夫 |
○
春星(はるぼし)[humboldtii] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 メキシコ・イダルゴ州
総合評価 100段階中 70〜80
艶のある白刺で細く体に沿うようにつける。全体にひ弱で柔らかい感じのするもので繊細な美しさがある。
写真は「大型春星」
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが多湿に注意、比較的丈夫な感じ |
○
白竜丸(はくりゅうまる)[compressa] |
球体○ 花○ 刺○
原産地 メキシコ
総合評価 100段階中 60〜70
緑色の肌に針状の白刺と疣状の刺座には綿毛をつけ群生する。花は桃色
長刺白竜丸、刺の長さが7cmにもなって少し彎曲する。「写真は宇部常盤公園」のものであるが刺がピンクかかっている。
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが比較的丈夫 |
○
白鳥(はくちょう)[herrerae] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 メキシコ・ケレタロ州等
総合評価 100段階中 70〜80
小型種で純白の細刺が体に沿って包み真白の球体で群生する。
花は小さいがピンクで濃い中筋が入る綺麗なもので4〜5日も咲いている。
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい、多湿に注意 |
○◎★
金剛丸(こんごうまる)[centricirrha] |
球体○ 花◎ 刺○
総合評価 100段階中 60〜70
濃い緑色の肌に白い5〜6本の短直刺をつけ花はピンクで上部ぐるりと着け多花である。
栽培・・・一般マミラリアの栽培方法でよい |
○
玉翁(たまおきな)[hahniana] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 メキシコ
総合評価 100段階中 70〜80
球形に育ち短い針状の白刺と髪の毛状の白い刺をつけ、花は濃ピンク、自花受精
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが比較的丈夫 |
○◎
玉翁殿(ぎょくおうでん)[hahniana Ianata] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 メキシコ・ケレタロ州
総合評価 100段階中 70〜81
玉翁の変種で髪の毛状の白い刺をが長く蜜につけて肌が見えない。
温室等で強光線で育て、頭から水をかけないで育てると真白になり大変美しい姿になる。
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが比較的丈夫 |
○◎
銀沙丸(ぎんさまる)[GINSAMARU] |
球体○ 花◎ 刺○
総合評価 100段階中 50〜65
花径 1cm
扁平に育ち、針状であめ色の中刺を真っ直ぐに出す、花は濃いピンクで早春?に咲く
毎年12月に蕾を着けて今にも開花しそうになるが12月に開花するのは稀のようで、早春に開花する。
自家受精する。
栽培・・・一般マミラリアの栽培方法でよい、寒さに強く非常に丈夫であるが夏の多湿高温には多少敏感 |
○
紫丸(むらさきまる)[vobumensis caespitosa] |
球体○ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 50〜65
小型で群生する。短い褐色の中刺と白の側刺をつけ肌色は紫色で刺座には綿毛をつける
栽培・・・一般マミラリアの栽培方法でよい |
○★
朝霧(あさぎり)[microhelia ] |
球体◎ 花× 刺○
総合評価 100段階中 60〜65
黒茶色の中刺を数本と黄色の側刺を蜜につけ円筒状に育つ、花はクリーム色で目立たない。
栽培・・・一般マミラリアの栽培方法でよい |
○★
夕霧(ゆうぎり)[microhelia var.microheliopsis] |
球体◎ 花× 刺○
総合評価 100段階中 60〜65
朝霧の変種、姿は区別がつかないがより優雅な姿、花は桃色
栽培・・・一般マミラリアの栽培方法でよい |
○◎
ピコ |
球体○ 花◎ 刺○
総合評価 100段階中 45〜60
濃い緑の肌に純白の中刺を一本から2本真直ぐに長く伸ばす、花は濃いピンクにさらに濃いピンクの中筋をつける綺麗な物
栽培・・・一般マミラリアの栽培方法でよいが冬季は暖かくする。 |
○
カルメナエ[carmenae] |
球体◎ 花× 刺◎
原産地 メキシコ・タマウリパス州
総合評価 100段階中 60〜65
刺に特徴があり、黄色の短く細い柔らかい刺で放射状に出てまるい姿になる。
小型種で群生し花はクリーム色
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが多湿に注意 |
○
明星(みょうじょう)[schiedeana] |
球体◎ 花× 刺◎
原産地 メキシコ
総合評価 100段階中 50〜65
極小さい黄色の柔らかい細刺で体を覆う美しい種で群生し花は薄いクリーム色。
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが多湿に注意 |
○
白星(しらぼし)[plumosa] |
球体◎ 花× 刺◎
原産地 メキシコ・コアウイラ州
総合評価 100段階中 60〜65
羽毛状の真白な刺を密集し綿のかたまりのような姿で群生する。
花は白にピンクの中筋
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが比較的丈夫 |
○
三保の松(みほのまつ)[decipiens] |
球体○ 花○ 刺△
総合評価 100段階中 50〜60
ドリコテレ属[Dolichothele]
大きな疣に褐色の中刺と白の側刺をつけ群生する。花はピンクで中筋がある。
栽培・・・一般マミラリアの栽培方法でよい |
○★
黄神丸(きじんまる)[celsiana Lem] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 60〜65
名前の読み方が不明、黄を「おう、こう、き」のどれなのか不明、球体は黄色の短細刺に覆われ綿毛を少しつける。
花は紅色
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
○
白神丸(はくじんまる)[geminispina nivea] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 60〜65
白玉兎[geninispina]の変種で針状の刺が長いもの
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが比較的丈夫 |
○
白珠丸(はくじゅまる)[geminispina nobilis] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ・イダルゴ州等
総合評価 100段階中 60〜67
白玉兎[geninispina]の変種で中刺が大変長いが、刺は細く不規則に歪んでいる。
栽培・・・一般マミラリアの栽培方法でよい |
○
白鷺(しらさぎ)[albiflora] |
球体◎ 花× 刺◎
原産地 メキシコ・ケレタロ州等
総合評価 100段階中 70〜75
小型種で疣は蜜で白刺が体に沿って包む繊細な物、花は白
接木で栽培されることが多い
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが多湿に注意 |
○
高砂(たかさご)[bocasana Piselger] |
球体○ 花△ 刺○
総合評価 100段階中 60〜65
昔からある普及種で軒先などで大群生しているのを見かける。花はピンクで中筋がある。
球体は柔らかい羽毛状の刺と短い鉤刺をつける。
栽培・・・一般マミラリアの栽培方法でよい |
○★
松霞(まつがすみ)[prolifera] |
球体○ 花× 刺○
原産地 キューバ
総合評価 100段階中 50〜65
高砂以上に強健でこれもよく普及して軒先で群生しているのを見かける。
黄色の極短い刺と白の側刺を密集して肌が見えないが群生しても目立たない姿。
小型種で花はクリーム色で中筋があるが目立たない。自家受精し赤い実をつけ花よりも美しい。
自家受精する。
栽培・・・一般マミラリアの栽培方法でよい、非常に丈夫で露地栽培でも問題ない。 |
★
風月丸(ふうげつまる)[blossfeldiana var.shurlana] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 60〜65
風流丸[blossfeldiana]の変種で短円筒状に育ちあめ色の刺を密集し群生する。
花はピンクで濃い中筋があり、鉢巻状に群開する
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
★
恋山彦(こいやまひこ)[brauneana Boed] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 60〜65
褐色の短中刺と白の側刺と綿毛で球体は白く見える
花は紅色で球体との対比が美しい
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが比較的丈夫 |
○◎
白絹丸(しらぎぬまる)[lentha] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 60〜65
少し光沢のある細く白い刺を密集し体を包み繊細な美しさがあるもの、群生し花は白でピンクの中筋
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
※★
白雲丸(はくうんまる)[crucigera] |
球体○ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 60〜65
刺座は中刺の色で赤色に見え側刺は白に綿毛をつけるので肌の緑と刺座の赤、側刺と綿毛の白の対比が美しい。群生し花は小さいが濃いピンク
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
雪月花(せつげっか)[elegans] |
球体◎ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 60〜65
赤褐色の中刺と繊細な白側刺が球体に沿うようにでて美しい姿をしている。花も濃いピンクで群開し綺麗である。
変種に「花月丸」「内裏玉」「黒光殿」がある。
栽培・・・一般マミラリアの栽培方法でよい |
内裏玉(だいりぎょく)[elegans var,dealbata] |
球体◎ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 60〜75
「雪月花」の変種、短円筒状に育ち先端があめ色の白刺と白い側刺を出す、花は花径1cmで小さいピンク
自花受精する。
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい、比較的丈夫 |
★
花月丸(かげつまる)[elegans var,schmollii] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 60〜65
雪月花の変種で赤褐色の中刺が長いもので「アザラシ」に似る。
これも球体は美しい物。
栽培・・・一般マミラリアの栽培方法でよい |
※★
異色丸(いしょくまる)[discolor] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 60〜65
黄褐色の細刺を密集する。刺は個体差があり、褐色から黄色まで花は薄いピンクで多花
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
○
月影丸(つきかげまる)[zeilmanniana] |
球体○ 花◎ 刺○
総合評価 100段階中 50〜70
柔らかい肌に針状であめ色の中刺と細く小さい白側刺をつけ、花濃いピンクで美しい、普及品で花サボテンとしてホームセンター等で販売されている。
冬の寒さには強いが高温多湿に弱く注意しないとすぐに枯れてしまう。
栽培・・・一般マミラリアの栽培方法でよいが夏の高温と土の多湿に弱い気がする。
過去、夏に数回消滅させたことがありまともに育てることが出来ていない。 |
★
舞衣(まいごろも)[wrightii] |
球体○ 花○ 刺○
原産地 アメリカ・アリゾナ州、ニューメキシコ州
総合評価 100段階中 60〜65
緑の肌、疣と疣の間が離れていて褐色の刺と白の側刺をつけ、花は大輪で濃いピンクで美しい
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
★
富貴丸(ふうきまる)[phellosperma] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 アメリカ、ネバダ州、ユタ州等
総合評価 100段階中 60〜65
こげ茶色の鉤状の中刺と白の側刺を蜜につける。
花はピンク
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
○
雪笛丸(ゆきぶえまる)[supertexta] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 60〜65
短い白の中刺と側刺を小さな疣につけ球形に育つ繊細な美しさのある物、花は花径1cmの濃いピンク
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
○
影清(かげきよ)[sempervivi var.caput-medusae] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 メキシコ・イダルゴ州
総合評価 100段階中 60〜75
蓮華丸の変種とあるが原種がよくわからない。
三角形の稜(疣)に白刺の短い刺をつけ疣の間から豊かな綿毛を出す美しい種で花も小さいがピンクで綺麗な物
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
○
朝日丸(あさひまる)[rhodantha] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 65〜75
赤茶色の中刺と白側刺で体を包み全体では赤く見え、疣の間から綿毛をだす花は小さくピンクで上部に鉢巻状につける。
中刺の色違いで黄刺、赤刺「朝日鶴」有り
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
○◎★
朝日鶴(あさひづる)[rhodantha rubra] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 65〜75
朝日丸の変種で中刺が赤い物で大変綺麗な種
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
★
雲裳丸(うんしょうまる)[pseudoperbella] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 メキシコ・ケレタロ州
総合評価 100段階中 60〜65
疣が蜜で短い白刺をつけ綿毛もつける。球形から短円筒状に育ち花はピンクで中筋が入る。
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
★
照光丸(しょうこうまる)[pringlei Brandegee] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 60〜65
球形に育ち、黄色の刺を反って付け綿毛も豊かであり綺麗な球体をしている。花は小さいが濃いピンクで鮮やかである
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
◎
白王丸(はくおうまる)[parkinsonii] |
球体◎ 花× 刺◎
原産地 メキシコ・イダルゴ州等
総合評価 100段階中 60〜75
分頭して群生する。刺は白で針状の強い刺を出し堂々と育ち側刺も白で頂上には綿毛を持つがそれ程多くはない、白刺マミラリアの中では観賞価値は高く優品である。
花は目立たない白に薄いピンクの中筋で花径1cm
自家受精する。
栽培・・・高地性栽培方法でよいが丈夫である。 |
アザラシ[parkinsonii spinocior] |
球体◎ 花× 刺◎
総合評価 100段階中 70〜85
「白王丸」の変種、先端が黒で刺元はあめ色の針状の強い中刺を放射状に出し豪壮な感じの物、花は先端は白で中はピンク、自花受精
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
★
大福丸(だいふくまる)[perbella] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 南米北部等
総合評価 100段階中 60〜65
雲裳丸に似ているが刺が少し茶色かかり群生する。花はピンクで小さい頂上には綿毛を持つ
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが比較的丈夫 |
陽炎(かげろう)[pennispinosa] |
球体◎ 花△ 刺○
総合評価 100段階中 60〜65
赤茶色で鉤状の中刺をだし刺座からは羽毛状の刺を蜜に出し球体は柔らかい、花はクリーム色
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
★
女神丸(めがみまる)[petterssonii] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 60〜65
赤茶色で針状の中刺を伸ばし側刺は白で小さく刺座と疣の間には綿毛をつける。球形に育ち径10cm以上、花は紅色
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが比較的丈夫 |
★
緋縅(ひおどし)[mazatlanensis] |
球体○ 花○ 刺○
原産地 メキシコ・シナロア州
総合評価 100段階中 60〜65
小型種で円筒状に育ち群生する。紅褐色の中刺と白側刺をつけ花はピンク
栽培・・・一般マミラリアの栽培方法でよい |
★
明燿丸(めいようまる)[muehlenpfordtii] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 65〜70
黄色の強大な中刺と白の側刺を出し球体は黄色に見える。
径太く育ち径10cm以上の堂々たる姿となる
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
★
白天丸(はくてんまる)[albicans] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ・バハカリフォルニア州
総合評価 100段階中 65〜70
あめ色の鋭い中刺と白の側刺を密集させる。花は白で濃いピンクの中筋があり、めしべは赤色
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが冬季は暖かくする |
★
望月(もちづき)[oritiz-rubiona] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 60〜65
満月によく似ているが刺が強く全体に荒い感じがする。
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
※★
菊慈童(きくじどう)[cowperae] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 60〜65
小型種で太いあめ色の鉤刺ををつける。最美種
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
★
雪絹丸(ゆききぬまる)[microthele] |
球体◎ 花× 刺◎
総合評価 100段階中 60〜65
針状で非常に短いあめ色の中刺と短い白側刺を小さな疣につけ疣は密集する。頂上には綿毛も出し綺麗である。花が小さくクリーム白で目立たない。
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
○
月笛丸(つきぶえまる)[martinezii] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ
総合評価 100段階中 60〜70
希望丸によく似ているが綿毛が少ない感じのもの
花は濃いピンクで花径1cm、自花受精する
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが比較的丈夫 |
○
金洋丸(きんようまる)[marksiana] |
球体○ 花○ 刺○
原産地 メキシコ
総合評価 100段階中 55〜60
濃い緑の疣に黄色の刺をつけるが蜜ではないので肌色の緑と刺の黄色の対比が良いもの花は黄色で扁平に育つ疣の間には綿毛を持つ
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが比較的丈夫 |
京舞(きょうまい)[maguifica] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 60〜65
黄色の長い鉤状の中刺が優雅な姿を作り出している変わった物
短円筒状に育ち花は薄いピンク
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
春の曙(はるのあけぼの)[grahamii vra.okiviae] |
球体◎ 花◎ 刺○
総合評価 100段階中 60〜65
褐色と白の細刺が密集し肌が見えない程、小型で群生し花は大輪で濃いピンクで美しい
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
○◎
金手毬(きんてまり)[elongata] |
球体○ 花× 刺○
総合評価 100段階中 60〜75
小型で短円筒状に育ち黄色の刺を球体に巻くようにつける。
よく群生し花はクリームで花径1cmで小さく目立たない。
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが小さいうちは丈夫である。
群生し大株となると注意が必要。 |
○◎
銀手毬(ぎんてまり)[gracillis] |
球体○ 花× 刺○
総合評価 100段階中 40〜50
極小型種で群生する。細く短い円筒状に育ち刺は柔らかな感じの白い刺で体に密着する。
栽培・・・一般マミラリアの栽培方法でよいが冬季は暖かくする。(0度以上) |
★
明日香姫(あすかひめ)[gracilis ARZNASNOW] |
球体◎ 花? 刺◎
総合評価 100段階中 60〜65
「銀手毬」の変種で針状の白い短い刺だが輝くような白でそれに綿毛をつけ大変美しい小型種、花は白で目立たない
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
曙(あけぼの)[denudata] |
球体◎ 花○ 刺◎
原産地 メキシコ・北西部等
総合評価 100段階中 70〜85
白い細刺を密集させる小形種の美しい種で群生し花は薄いピンクです。
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよい |
○◎
蓬莱宮(ほうらいぐう)[schumannii] |
球体◎ 花◎ 刺◎
原産地 メキシコ・バハカリフォルニア州
総合評価 100段階中 60〜65
くすんだ緑の肌、いぼ状の稜に先端が黒の針状の短刺と細い白の側刺を付ける。
径4〜5cm程、花は濃いピンクで花径4〜5cm
栽培・・・高地性マミラリアの栽培方法でよいが比較的丈夫 |
ミルチロカクタス属[Myrtillocactus]
原産地 メキシコ |
大型の樹木型の種属で木のように枝をだして育ちます。
栽培・・・丈夫な種であるが冬季の温度に注意すれば草花的な栽培方法でよく育つ |
○◎
竜神木(りゅうじんぼく)[geometrizans] |
球体○ 花○ 刺○
原産地 メキシコ・サンルイスポトシ州等
総合評価 100段階中 30〜55
ブルーで白粉を帯びた肌が綺麗で美しいものです。万能の接木台として超有名種で高級サボテンに使用されています。
温室栽培されているものは刺が少なく扱い易いものですが、原産地では太く大きい刺をつけます。日本でも露地栽培をすれば原産地球に近い刺が出ます。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い、寒さに弱いとされているがこれは接木台として考えた場合のようで、鹿児島等では露地で栽培されているものもあります。
私の栽培では、南側の軒下で冬を越しているものがほとんどです。
少し痛んだり、腐敗するものもありますが工夫次第では軒下で越冬します。
ただ、最低温度がマイナス3〜4度になると厳しくなります。 |
○
仙人閣(せんにんかく)[schenckii] |
球体○ 花? 刺○
総合評価 100段階中 30〜45
竜神木に似ていますが刺が細く多く出し、肌色は黄色味の強い緑色です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが竜神木よりも寒さに弱いようです。 |
メロカクタス属[Melocactus]
原産地 南米、ブラジル、ペルー他 |
寒さに弱く典型的な夏型サボテンで冬季は最低温度を10度以上に保ちたいものです。
この属の特徴はなんと言っても親株になると花座(セファリウム)をつけることで、この花座から花を咲かせます。また、刺の強いものが多く、花座は球体よりも美しくピンクの姿です。
花座をつけた姿はどれも観賞価値が高くなります。
自花受精し花の後ピンクの実ができます。
栽培・・・一年を通じて温暖な気候に生育しているが、海岸性と山地性に分けることができる。
海岸性の種は特に寒さに弱いので冬季の温度に注意が必要であり最低でも10度C以下にしないほうがよいと誌等では紹介されていますが実際に栽培をして見ると、冬季、ビニールのトンネルでも充分越冬できるのでフレームの中では「0度」以下でも一部の種を除き被害は少ないと思われます。
山地性は海岸性に比べて多少寒さにも耐えることが出来るようであるがなるべく寒さに合わせないほうがよい。
温度に気をつけさえすれば栽培は容易で培養土も草花に使用するようなものでもよく育つ、光線にはよくあてる方がよく冬季は乾燥休眠をさせる。
生長が早く春から秋にかけては戸外での栽培が適している。 |
○◎
層雲(そううん)[amoenus] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 ベネズエラー
総合評価 100段階中 70〜78
この属の代表種でよく普及しています。
暗緑色の肌に茶褐色の刺をつけ稜は少なく三角に切れ込んで扁平に育ちます。
栽培・・・メロカクタス属の中でも栽培が容易な物で山地性の栽培方法で良いが冬季の温度を最低でも5度C以上にしたほうがよい、丈夫と思って手を抜くと突然腐れることがある。 |
○◎
巻雲(けんうん)[neryi] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 ブラジル・アマゾナス州
総合評価 100段階中 75〜81
扁平に育ち実生から10年くらいで花座をつけます。
稜は三角形で切れ込んでおり刺座と刺座の間は1cm〜2cmあり褐色の刺を7〜8本つけます。
花座は巨大となります。
栽培・・・山地性の栽培方法で良い。
私が実生したものは実生から5年で花座を着けて開花しました。冬季の低温にもかなり抵抗力があります。 |
※★
乱雲(らんうん)[oreas] |
球体◎ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 70〜78
径15cm前後で肌は緑灰色、円錐形に育ち刺は黄褐色で中刺、側刺とも2cmで強い刺をつけます。
層雲を大きくしたような姿
栽培・・・山地性の栽培方法で良い。 |
※★
涼雲(りょううん)[bahiensis] |
球体◎ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 70〜80
球形に育ち刺は白で強く整然と出し球体を飾る。肌は濃い緑色で稜は三角で切れ込んでいる。
栽培・・・海岸性の栽培方法 |
※★
茜雲(あかねくも)[emestii] |
球体◎ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 70〜80
茶色の長い刺を出す、中刺は彎曲しており肌は緑で稜は三角で切れ込んでいる。
栽培・・・海岸性の栽培方法 |
○◎
華雲(かうん)[piruvianus] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 ペルー
総合評価 100段階中 75〜82
球体は層雲に似ており、灰白色の刺は強い針状で、肌は濃い緑にピンクの花座が綺麗
栽培・・・山地性の栽培方法で良い。 |
※
叢雲(むらくも)([maxonii] |
球体◎ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 70〜80
円錐状に育ち濃い緑色の肌に針状で長い強刺をつける。
花座は小さいようだ。
栽培・・・山地性の栽培方法で良い。 |
※★
飛雲(ひうん)[oaxacensis] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 メキシコ
総合評価 100段階中 70〜80
長い茶褐色の刺が球体に沿うように出る。肌はくすんだ緑色で短円筒状に育ち花座はピンク
栽培・・・山地性の栽培方法で良い。 |
※★
姫雲(ひめうん)[concinnus Buin] |
球体◎ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 70〜80
扁平に育ち濃い緑の肌に短いが強いあめ色の刺で中刺は真直ぐに側刺は真横に広げ端正な姿
栽培・・・海岸性の栽培方法 |
※★
彩雲(さいうん)[intortus] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 西インド諸島
総合評価 100段階中 75〜83
茶褐色のの強刺を放射状に出し大きく育つ、稜と稜の間は狭く切れ込んでおり、花座はピンクで美しい
栽培・・・海岸性の栽培方法 |
※★
積雲(せきうん) |
球体◎ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 70〜80
球体に育ち長く強大な刺が彎曲して付く豪壮な種
栽培・・・海岸性の栽培方法 |
○◎
マタンザナス[matannzanus] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 キューバ・マタンサス
総合評価 100段階中 70〜80
この属で一番の小型種で早くから花座をつける。
刺は灰白色で体に沿うようにカーブして付け整った姿をしている種
栽培・・・山地性の栽培方法で良い。 |
※
アズレウス[azureus Buin] |
球体◎ 花○ 刺○
原産地 ブラジル・バイア州
総合評価 100段階中 70〜82
白粉を吹いたような白青色の独特の肌色に灰褐色の強い刺とピンクの花座が美しい種、肌色に人気がある。
栽培・・・海岸性の栽培方法 |
※★
乱雲(らんうん)[oaxacenesis] |
球体◎ 花○ 刺○
総合評価 100段階中 70〜78
濃い緑色の肌で灰褐色の強い刺をつける。花座は小さい
栽培・・・山地性の栽培方法で良い。 |
※★
赫(嚇)雲(かくうん)[macrocanthos] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 75〜83
濃い艶のない緑色の肌に直針状の刺は朱褐色で放射状に出て綺麗でかなり大型に育つ花座も大きい。
栽培・・・海岸性の栽培方法、寒さに非常に弱い。
どのくらい弱いのか判りませんが、寒さに弱いとされている「メロカクタス属」の中でも弱いとされているので冬季の最低温度は「10度」以上必要と思われる。
|
※
不明種 |
球体◎ 花? 刺○
総合評価 100段階中 70〜80
肌は濃い緑色で稜は三角形で切れ込んでおり、刺は太いあめ色でカーブしています。
球体と刺のバランスが採れています。
私的には「巻雲」と思っています。
栽培・・・山地性の栽培方法で良い。寒さにかなり抵抗力があるようです。 |
ユーベルマニア属[Uebelmannia]
原産地 ブラジル |
私がこの種を見たのは40年程前ですからその少し前に日本に紹介された新しい種属だと思います。
刺と肌色に特徴がある種で花は小さく黄色系で目立ちません
栽培・・・栽培の経験がないので不明です。今、2種類実生していますのでその栽培記録を掲載する予定です。
サボテン誌等には若干酸性土質を好み冬季暖かくするとあります。 |
▲
グミフェラ[gummifera] |
球体◎ 花△ 刺◎
総合評価 100段階中 70〜80
極短いが強い針状で黄褐色の中刺と白い側刺を整然とつけ、くすんだ黄緑の肌との対比が美しい種
栽培・・・ |
▲
ぺクチニフェラ[pectinifera] |
球体◎ 花△ 刺◎
原産地 ブラジル・ミナスジェライス州
総合評価 100段階中 70〜85
黒茶褐色の肌に銀粉を降った(黒い山道に霜が付いたような肌、一般的にはチョコレート肌)感じで、整然とした三角の稜で刺座と刺座はくっ付いており線状になり刺座から黒褐色の刺を数本真直ぐにつけ側刺はなく独特の姿をしている。
国内実生球では原産地球の肌色にするのは難しいようだ。
栽培・・・ |
▲
ホリダ[pectinifera horrida] |
球体◎ 花△ 刺◎
総合評価 100段階中 70〜80
くすんだ暗緑色の肌で刺座と刺座の間は狭く、刺座から強烈な刺を真直ぐにだす、特に頂上付近は黒い刺が噴火したように出ている物
栽培・・・ |
▲
フラビスピナ[flavispina] |
球体◎ 花△ 刺◎
原産地 ブラジル・ミナスジェライス州
総合評価 100段階中 70〜80
薄い稜は浅く切れ込んで稜の数が大変多い物、刺座は接近し針状の短いあめ色の刺を真直ぐに放射し頂上は綿毛も有し白い部分からあめ色の刺が出ている。
栽培・・・ |
▲
プセウドペクチニフェラ
[pectnifera vra.pseudopectnifera] |
球体◎ 花△ 刺◎
総合評価 100段階中 70〜80
ホリダによく似ている種で刺が少し弱い感じを受けぺクチニフェラとホリダを足したような姿
栽培・・・ |
※▲
ワラシー[warasii] |
球体◎ 花△ 刺◎
総合評価 100段階中 70〜80
ホリダに似ているが刺がマバラで弱い物
栽培・・・ |
リッテロセルス属[Ritterocereus]
原産地 メキシコ |
大型の柱サボテンで樹木型に育ち成長は早いようです。。
栽培・・・どの誌や解説を見ても寒暑に強く非常に丈夫と記載されていますが、20cmほどの苗を2本買って育てたところ、冬の雪に当って2本とも腐れてしまいました。
それまで順調に育っていたし、他の寒さに弱いとされるものも雪にも耐えているものもあります。
このことを考えると一般に言われているように丈夫ではないようで、特に寒さには弱いようです。
接木台として優秀のようですが寒さには注意した方が良いようです。 |
○◎
朝霧閣(あさぎりかく)[pruinosus] |
球体○ 花○ 刺○
原産地 メキシコ中南部
総合評価 100段階中 30〜55
寒暑に強ということで接木台として使用されていますが栽培した経験では寒さには弱いといえます。
育てた感覚では「三角柱」並みだと感じています。
短い褐色の刺を付け肌色は白粉を帯びたくすんだ青緑色です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
レウクテンベルギア属[Leuchtenbergia]
原産地 メキシコ |
一属一種であるが、「フェロカクタス属」と交配すると結実するようで交配種が出来ていますがあまり好ましいことではないので個人で管理し市場には出さない注意が必要です。
栽培・・・排水保水の良い培養土で豊富な軟光線で栽培する。 |
○◎★
晃(光)山(こうざん)[principis] |
球体◎ 花○
原産地 メキシコ・中部
総合評価 100段階中
多肉植物のような長い三角柱の疣に紙のような長い刺を出し径30cmに及び、古くなると下部は塊根状になります。
花は黄色の大変大きい花を咲かせます。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
レブチア属[Rebutia]
原産地 アルゼンチン |
極小型の種属で種類も多く特徴は花が美しい種で群生します。球体はどれもよく似ており判別が難しいものですからキチンとした管理が必要です。
花を観賞する種属です。花は球体の下部からぐるりと咲き自花受精します。
栽培・・・ロビビア属とよく似ているが豊富な軟光線で育てるのがよいようだ。
冬は温室等で管理するのがよい。
「宝山」や「ペルプレクサ」等を露地栽培しているが、−4度でも被害が少ないので寒さにはかなり抵抗力がある。
ただし、夏の蒸し暑さと強光線には日焼けを起こすので注意が必要と思われる。 |
○◎
宝山(ほうざん)[minuscula] |
球体△ 花◎ 刺×
原産地 アルゼンチン北部
総合評価 100段階中 50〜60
この属の代表種でよく普及しています。細かい疣に短く白い細刺をつけます。
花は朱赤色で続開し自花受精します。
栽培・・・比較的丈夫で露地でも強光線に注意すればどうにか栽培できる。
一般レブチアの栽培でよい |
○
翁宝山[senilis] |
球体△ 花◎ 刺×
総合評価 100段階中 50〜60
この属は姿はすべて「宝山」に似ていますが、刺は「宝山」より長いものです。
花は紅色で花びらと花びらの間が開いています。
栽培・・・一般レブチアの栽培でよい |
○
薫宝丸(くんぽうまる)[xanthocarpa] |
球体△ 花◎ 刺×
総合評価 100段階中 50〜60
翁宝山によく似ています。花は鮮紅色
栽培・・・一般レブチアの栽培でよい |
○◎
緋宝丸(ひほうまる)[krainziana] |
球体△ 花◎ 刺×
総合評価 100段階中 50〜60
濃い緑色の肌で花は緋赤色、刺は細く短い弱い刺を密集します。
栽培・・・一般レブチアの栽培でよい |
★
錦宝丸(きんぽうまる)[chrysacantha] |
球体△ 花◎ 刺×
総合評価 100段階中 50〜60
花はオレンジ紅色です。
栽培・・・一般レブチアの栽培でよい |
★
紫翁丸[senilis] |
球体△ 花◎ 刺×
総合評価 100段階中 50〜60
白い刺で花は鮮ピンク
栽培・・・一般レブチアの栽培でよい |
★
白象丸(はくぞうまる)[calliantha] |
球体△ 花◎ 刺×
総合評価 100段階中 50〜60
白い刺で密集する。花は緋色
栽培・・・一般レブチアの栽培でよい |
橙蝶丸(とうちょうまる)[senilis] |
球体△ 花◎ 刺×
総合評価 100段階中 50〜60
白い細い刺を密集し、花は橙色です。
栽培・・・一般レブチアの栽培でよい |
ペルプレクサ[perplexa] |
球体△ 花◎ 刺×
総合評価 100段階中 50〜70
小型種で群生し緑の肌に細かい疣状の稜で白い細い刺を出しますが目立たず緑の肌色が綺麗、花は花径2.5cmのピンク紫です。
栽培・・・一般レブチアの栽培でよい |
ルリ鳥[deninuta] |
球体△ 花◎ 刺×
原産地 アルゼンチン北部、ボリビア
総合評価 100段階中 50〜70
濃い緑色の肌に先端があめ色で白の弱く短い刺を付け花は真紅で径2〜4cm
他のレブチアと姿形、花共に良く似ていて区別が困難、自花受精します。
栽培・・・一般レブチアの栽培でよい |
ロビビア属[Lobivia]
原産地 ボリビア
|
小型種がほとんどで花が格段に綺麗な種属ですが姿は似ている物が多く区別が困難な物も多くあります。また、栽培は易しいようで難しいという感じです。温室及び露地でも同じ感じで子吹群生するものが突然元気がなくなり枯れるということがしばしば起こります。
交配種も数多く作られており、体型も原種とよく似ているものが多く区別が難しくなっています。
種類は多いのですが、業者のカタログ等では限られた種しか販売がされていない、昔は多くの種類が販売されていましたが、交配種が多くなり種の判別が難しくなっていること、栽培が案外難しいこと、球体にあまり観賞価値がない等が原因のようです。
また、残念なことに故「伊藤芳夫」氏が作出した交配種が現在の業者では原種として販売されているのでサボテン収集家は難しい判断を余儀なくさせられます。
このような種が沢山あって混乱しており、アストロフィツム属と同様に原種という概念がなくなっていると感じています。
栽培・・・夏の多湿(蒸し暑さ)に弱く、冬季の寒さと多湿にも弱いが比較的丈夫である。しかし栽培して見ると上手く育てることが出来ない種が多く順調に育っているかと思っていたら突然枯れるということが起こる。
温室は苦手のようで雨の当たらない軒下等で豊富な光線が当たる場所に置き、排水のよい培養土で栽培し冬は風を受けないようにし保温に注意をするとよいようだ。 |
○◎
陽盛丸(ようせいまる)[famatimensis] |
球体△ 花◎ 刺×
原産地 アルゼンチン・ラ・リオハ州
総合評価 100段階中 65〜75
白壇を大きくした姿で花は春咲きで黄色の大輪を群開させます。
変種に雪蓮丸(花は白)、橙紅丸、蒔絵丸、白麗丸があります。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
○
白麗丸(はくれいまる)[famatimensis var.ensispina] |
球体◎ 花★ 刺○
総合評価 100段階中 65〜85
陽盛丸の変種で刺が白く蜜で球体を覆っています。花は黄色で大きく陽盛丸と同様綺麗な花です・
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
★
雪蓮丸(せきれんまる)[famatimensis var.albiflora] |
球体△ 花◎ 刺×
総合評価 100段階中
陽盛丸の変種
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
○
マイラナ[arachnacantha mairana] |
球体○ 花◎ 刺×
総合評価 100段階中 60〜70
よく子吹し群生する。径5〜6cmでピンク紅色の花を群開させます。
蒸し暑さに弱いようです。
花ですが、「山城愛仙園」から購入した物は少しピンクの入った紅色の花でしたが、「日本カクタス企画社」の「原色サボテン辞典」では黄色の花になっています。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良いが群生して大株になると蒸し暑さに注意が必要 |
○◎
紫野(しの)[wrightiana vra.winteriana] |
球体○ 花★ 刺×
総合評価 100段階中 60〜75
花径 7cm
小型ですが花は大輪で素晴らしく美しいピンク紅花で底は少し白くなっています。
刺は白褐色で短く肌に沿うようにでます。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
○
丹麗丸(たんれいまる)[binghamiana] |
球体○ 花◎ 刺△
総合評価 100段階中 60〜70
小型種で薄い黄色の曲刺を着け子をよく出し群生する。
栽培している物では径3〜4cm程で花は花径3cmの紫紅色
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良いが育てて見ると丈夫な感じがします。 |
○
アングラセンシス[haematacantha amblayebsus] |
球体△ 花◎ 刺×
総合評価 100段階中
小型種、球体、刺とも白壇を大きくした姿。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
○
ティエゲリアーナ[tiegeliana] |
球体○ 花★ 刺△
原産地 ボリビア・タリハ州
総合評価 100段階中 65〜75
花径 5〜6cm
豊麗丸に似る。刺が少し蜜で花は紅紫色
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良いが寒暑にかなり強いようだ |
○◎
黄裳丸(おうしょうまる)[aurea] |
球体○ 花★ 刺○
総合評価 100段階中 75〜85
花は輝く黄色の大輪で短い灰褐色の刺多数つけ群生する。
サボテン業者のカタログ、インターネット等では「紅花」の「黄裳丸」もあるとの事です。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
○★
緋裳丸(ひしょうまる)[aurea "rubriflora"] |
球体○ 花★ 刺○
総合評価 100段階中 65〜70
黄裳丸の園芸品種で姿は黄裳丸によく似ており、花はオレンジ紅色である。
学名は園芸品種となっているが、これは「伊藤芳夫」氏が作出した交配種である。
ロビビア属はこのような種がたくさんあってこの属では原種という概念がなくなっていると感じています。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
※★
牡丹丸(ぼたんまる)[backebergii] |
球体○ 花★ 刺○
総合評価 100段階中 65〜73
濃い緑色の肌に茶褐色の短い刺を着け、濃朱紅色の花を群開する。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
※★
妖麗丸(ようれいまる)[chrysantha] |
球体○ 花◎ 刺○
総合評価 100段階中 65〜70
体色は白粉を帯びたくすんだ緑色で独特の色をしており、刺は細い黒刺でのち灰白色になる。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
※★
橙月丸(とうげつまる)[chrysochete] |
球体○ 花◎ 刺○
総合評価 100段階中 65〜70
黄色味の細い弱い針状の刺で球体は径太く育ち、紅色の花です。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
※★
亀甲丸(きっこうまる)[cinnabarina] |
球体○ 花◎ 刺○
総合評価 100段階中 70〜80
原産地
稜に特徴があり、長い半月型の稜が繰り返しでます。刺は短い黄褐色で花は赤色です
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
★
緋蓮丸(ひれんまる)[allrgraiana] |
球体△ 花◎ 刺×
総合評価 100段階中 65〜70
陽盛丸に似るが刺が少し強く花はオレンジ色である。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
★
狂風丸(きょうふうまる)[ferox] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 70〜80
刺が長く強烈である。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
★
荒刃丸(こうじんまる)[ferox "nigra"] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 70〜80
あめ色で先端は黒く長い強い刺を出し「ロビビア属」の強刺類の代表種体型も大きくなります。
種名がはっきりしていなく誌や他のサイトでは分かれている。
日本カクタス社の学名を記載しているが、メインで利用している「多肉植物データベース」では「プセウドロビビア属 longisupina var.nigra(黄朱丸)」の変種となっている。
花は共に白
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
★
黄朱丸(おうしゅまる)[longispina] |
球体◎ 花○ 刺◎
総合評価 100段階中 65〜70
茶黄褐色の非常に長い刺を蜜に出し球体を覆います。肌はくすんだ緑色であまり目立ちません。花は白
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
★
緋盛丸(ひせいまる)[hertrichiana] |
球体○ 花◎ 刺△
総合評価 100段階中 65〜70
紅色の花で刺は薄い黄色の長めの刺をだし黒味かかった緑色の肌をしています。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
★
ラウイ[hertrichiana] |
球体○ 花◎ 刺△
総合評価 100段階中 65〜70
黄緑の肌に薄い黄色の刺をつけ子を吹き群生します。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
◎★
紅笠丸(べにがさまる)[jajoiana] |
球体○ 花★ 刺○
総合評価 100段階中 65〜75
濃い橙色の大輪で刺は長く円筒状に育ちます。
なんと言っても花が巨大で大変美しいものです。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
※★
桃笠丸(ももがさまる)[mistirnsis] |
球体○ 花◎ 刺△
総合評価 100段階中 65〜70
細い長い刺が雑然と出、肌は緑で少し黄色かかっており花は桃色です。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
※★
緋沙丸(ひしゃまる)[pseudocachensis] |
球体○ 花◎ 刺△
総合評価 100段階中 65〜70
花は大きく紅色ですが花びらが少し雑然としているため美しさが下がります。
姿は黄裳丸に似ていますが刺が弱いものです。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
※★
芙蓉丸(ふようまる)[pugionacantha] |
球体○ 花◎ 刺△
総合評価 100段階中 65〜70
緑色の肌で刺は細く短い白、花は名前のように淡いピンク色の大輪
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
※★
芳姫丸(ほうきまる)[nealeana] |
球体○ 花★ 刺○
総合評価 100段階中 65〜70
白壇を大きく刺を強くした姿で花は濃い紅色で大輪です。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
○◎
豊麗丸(ほうれいまる)[hamatacantha] |
球体○ 花◎ 刺△
原産地 アルゼンチン・タリハ州等
総合評価 100段階中 60〜70
エキノプシス属 プセウドロビビア属
扁平に育ち濃い緑色の肌で刺は小さく少なく目立たない、花は薄いピンクの大輪です。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
※★
歌姫丸(うたひめまる)[rossii] |
球体○ 花◎ 刺○
総合評価 100段階中 65〜70
濃い緑の肌で陽によく当てると非常に長い細い刺を出します。
花は橙色で花径4〜5cmで春咲きです。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
★
朱麗丸(しゅれいまる)[hermanniana] |
球体○ 花◎ 刺△
総合評価 100段階中 65〜70
小型で群生し紅紫色の花です。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
※★
桃輪丸(とうりんまる)[wrightiana] |
球体○ 花◎ 刺△
総合評価 100段階中
短円筒状に育ち刺は細く長い刺で花は桃色で群開する。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
※★
青玉(せいぎょく)[pentlandii] |
球体○ 花◎ 刺△
総合評価 100段階中 65〜70
肌色はくすんだ青緑色で稜は長いコブ状で薄い黄色の刺をだす。花は朱紅色
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
※★
杏光丸 |
不明 |
※★
紫艶丸(しえんまる)[leucorhodon] |
球体○ 花◎ 刺△
総合評価 100段階中
円筒状に育ち刺は灰白色の短いもの、花は紫紅色を群開します。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
※★
夢春丸(むしゅんまる)[caineana Card] |
球体○ 花◎ 刺△
総合評価 100段階中 65〜70
緑色の肌で刺は針状で細く短くあめ色です。花はピンクの大輪
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
※★
赤麗丸(せきれいまる)[sanguiniflora] |
球体○ 花◎ 刺△
総合評価 100段階中 65〜70
肌色はくすんだ緑で刺は薄い黄色、花は濃い紅色
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
交配種 |
|
※★
緋紋玉(ひもんぎょく)[HIMONGYOKU] |
球体○ 花★ 刺○
総合評価 100段階中 70〜80
大変花の美しい種で全サボテンの中でも一二を争う美花です。
大輪で花びらの先は白いピンクで中に行くほど濃い紅色になりそのバランスがよく大変綺麗なものです。姿は緋盛丸に似ます。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良い |
※◎
黄裳丸交配(おうしょうまるこうはい)[aurea] |
球体○ 花★ 刺○
総合評価 100段階中 70〜80
花径 7cm
黄裳丸の交配種ですが、交配種は判りません。花は輝く濃ピンク色で大変美しい大輪の花です。姿は黄裳丸と区別がつかないくらいです。
栽培・・・一般ロビビア属の栽培方法で良いが丈夫である。 |
ロホホラ属[Lphophora]
原産地 メキシコ |
この属は刺がなく刺座に綿毛を有する。綿毛が多いほど観賞価値が高いといわれる。
体内にはアルカロイドという物質を含み食べると幻覚を起こすといわれていますが栽培をして見ると虫食いの被害によくあうのでアルカロイド等が含まれているとしても微量と思われますし幻覚を起こすほどではないと思われます。
どの種も良く似ていて区別が難しい。
栽培・・・寒暑に強く栽培は容易ですが成長は遅いようです。
柔らかい豊富な光線で育てます。
刺がなく肌が柔らかいので虫害にあってかじられることが多いです。 |
○◎
烏羽玉(うばだま)[williamsii] |
球体◎ 花△
原産地 アメリカ・テキサス州 メキシコ・ケレタロ州
総合評価 100段階中 70〜80
ふっくらとして刺はなく指で触ると柔らかく弾力があるくすんだ緑灰色の肌に肥大した根を持ち径7cm程度、大きくなるとアレオーレには綿毛を要する。
稜は切れ込みがなく扁平でマシュマロを緑灰色に変えたみたいである。花はピンク
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○
子吹烏羽玉(こふきうばだま)[wiliamsii caespitosa] |
球体◎ 花△
総合評価 100段階中 55〜70
烏羽玉の変種で小さいうちから沢山の子を出して群生します。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
▲
翠冠玉(すいかんぎょく)[diffusa] |
球体◎ 花△
原産地 メキシコ・ケレタロ州
総合評価 100段階中 70〜85
姿形は「烏羽玉」に似ているが、大型種で径10cm前後になり綿毛が特に多く肌色は多少黄色味をおびた緑色で人気があります。花は白
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
▲
銀冠玉(ぎんかんぎょく)[fricii Habermann] |
球体◎ 花△
総合評価 100段階中 70〜83
翠冠玉に似ているが綿毛が少ない。花は薄いピンクに中筋が入るもの。
翠冠玉との区別が難しい。
理由は不明ですが、市場では高額で取引がされています。
栽培・・・一般的な栽培方法で良いが他の種と比べると栽培が難しいと記述されています。
栽培をした経験がないのでどのように難しいのか不明ですが一般的には多湿に弱いと考えられます。 |
ワインガルチア属[Waingartia]
原産地 ボリビア |
花が美しい属で「ロビビア属」に記載されている場合もあります。
栽培・・・花笠丸しか栽培経験がないが他の種も同様な性質と思われる。
花笠丸は寒暑に割合強く露地栽培でもどうにか数年は育っているが次第に体力がなくなり消滅する。
鉢植えでも排水保水のよい培養土を使用し豊富な光線で栽培し冬季は暖かくする。 |
※★
花飾玉(かしょくだま)[fidaiana] |
球体○ 花◎ 刺○
総合評価 100段階中 40〜50
稜は疣状で黄色の長い刺で花は黄色です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
○◎
花笠丸(はながさまる)[neocumingii] |
球体○ 花◎ 刺○
原産地 ボリビア
総合評価 100段階中 40〜60
花径 1〜1.5cm
扁平に育ち径12cm程、黄色の花を非常に多く咲かせ春咲き、肌は緑青色で刺は短く針状で1cm程、色は薄い黄色で後、退色し灰黄色となります。
自花受精します。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |
※★
花鈿丸(かでんまる)[neumanniana] |
球体○ 花◎ 刺○
総合評価 100段階中 40〜55
黄色の長い刺で、花はオレンジ黄色です。
栽培・・・一般的な栽培方法で良い |